好きを仕事にする! トシ子流アーティストとして生き残るための秘訣とは

楽屋ミラーからももクロの衣装、そして最近は大理石柄マスクなどアーティストとして活躍している緑の妖精トシ子さん。今回はアーティストとして活躍するようになった経緯から、アーティストとして生き残る秘訣まで、根掘り葉掘り伺ってきました。

ー登場人物ー

 tosHico(トシ子ちゃん)

造花アーティスト(造花プロッスタイリト・ブライダル・空間・小道具)・衣装デザイン・イラストレーター・水引デザイナー静岡県浜松市出身。「楽屋ミラー」を代表とする造花作品は芸能界で圧倒的な支持を受け芸能人120名以上が愛用。最新の造花を使用し 、雑誌・広告などでスタジオセット・衣装・髪飾りなども手掛ける。

 

 

 えるビー『ヒトとテクノロジーの総合メディア』LB MEDIAの公式キャラクター

LB MEDIAのインタビュー記事に出没。得意技はインタビューの時に、なんで?どうして?とどんどん突っ込むこと。趣味は名言集め。今年の目標はLINEスタンプになること。

 

緑の妖精は作戦だった?

えるビー| とっても素敵な衣装なのですが、いつも緑の妖精スタイルでお仕事されてたり、色々な場所に行かれたりしているんですか?

 

トシ子ちゃん| もちろんです。今日も家からこの格好で、ここまで来ました。

 

 

えるビー| とっても素敵だと思うのですが、目立ちますよね。は、恥ずかしくないですか?

 

トシ子ちゃん| 田舎だと逮捕されてしまいますが(笑)東京だと許してもらえます。あとTVにも出ているので、多少変わった格好してても、そういう人なのでと思ってもらえるので…それにこの衣装はある意味作戦なんです。

 

えるビー| 作戦???

 

トシ子ちゃん|例えば、普通の格好で自分の作品を見せても、なかなか見てもらえません。けれど、こういう格好をしていると、自分に対して興味を持ってもらえるので、作品を見てもらえるきっかけになります

 

えるビー| なるほど。だから作戦なんですね。

 

トシ子ちゃん| 自分がまず自分の作品になり、自分も作品ですが、これも作品ですって、自分の他の作品を見せると、こういうこともできるんですねってことで、お仕事に依頼をいただくこともあります。

 

えるビー| この衣装はアーティストとして仕事を獲得するための大事なきっかけなんですね。

 

トシ子ちゃん| だからこそ、今日もこの格好でここまできました。

 

えるビー|ちなみに、昔から今と同じスタイルだったんですか?

 

トシ子ちゃん| 東京へ出てくるまではガングロで、ひげで…ノーメイクでした。

 

えるビー| えーー、今の姿から全然想像できない….

 

トシ子ちゃん| みんなと一緒にいても、うなずいているだけの大人しい子でした。

 

えるビー| そうなんですね。東京に出てから変わったということですが、何がきっかけで上京されたんですか?

 

トシ子ちゃん| 学校を卒業してしばらくは地元で家業を手伝っていました。けれど、ずーっと生きづらさを感じていて、同時に、自分の本当にやりたいことを仕事にできずにいたので悶々としていました。

 

えるビー|ふむふむ

 

トシ子ちゃん| まちょうど24歳から25歳くらいの時に、「実はちょっと地元にいづらい」とか、「地元だと自分のやりたい仕事(アート)ができない」って、小椋さん(おぐねぇー)に相談しました。

 

えるビー| えっ!ちなみに、おぐねぇーとはどういうきっかけで、知り合ったんですか???

 

(ここで、おぐねぇー登場)

 

おぐねぇー| とし子とは夜の遊びで知り合いました。当時、僕たちが遊んでいた時に、トシ子が話かけてきたからおしゃべりしたのが最初の出会いです。その時は「毎回、静岡から東京に遠征して遊びに来てます」て言うから、田舎の子なのねくらいの感じで思っていました。

 

えるビー| ふむふむ

 

おぐねぇー| そうこうしているうちに、トシ子から「田舎では生きづらい」とか、「本当にやりたい仕事ができない」と相談されました。トシ子が絵を描いていることは知っていたので、絵を見せてもらったら、すごく良かったんですね。だから、「イラストレーターになればいいじゃん」って伝えました。

 

えるビー|いいじゃんって…

 

おぐねぇー| しばらくしたら、トシ子から「小椋さん。本当にぼくのこの絵でご飯が食べれますか?本当に仕事になるんだったら、ちょっと夢を追いかけてみたいかも」って相談してきたので、「あんた今貯金いくらあるの?」って聞いたら…

 

えるビー| えっ…いきなり貯金額ですか???

 

おぐねぇー| 「60万」って答えたので、「だったらギリギリ家を借りれるから、とりあえず東京に出て来ちゃえば」と伝えました。

 

トシ子ちゃん| そうそう、それで上京したのがちょうど26歳の時です。

 

造花アーティストになるまで

えるビー| 26歳で東京に出てきた当初は、イラストの仕事をされてたんですか?

 

トシ子ちゃん| 最初はイラストを描いていました。あとは時間だけはたくさんあったので、小椋さんの現場によくついていってましたね。そこで楽屋の存在や撮影するためのセットで造花が使われていることを知りました。

 

えるビー|ふむふむ

 

トシ子ちゃん| 正直なところイラストで戦うのは難しいかもという思いもあったので、ならみんながやっていないことをやろうと思い、その時に目をつけたのが、造花でした。

 

えるビー| そうだったんですね。

 

トシ子ちゃん| 今思えば、ちょうどこの頃は自分の武器や自分の興味があることを見つけるための時間だったと思います。

 

えるビー| なるほど!自分の武器や興味があることを探すために、右往左往している時期があったからこそ今のトシ子さんがあるってことですね。

 

トシ子ちゃん| そうそう、その通りです。

 

えるビー| でも、この時期って大変だったり、辛かったりしませんでしたか?

 

トシ子ちゃん| いろんな出会いや発見があったりして楽しかったです。もし、この時に「僕、メイクやりたいです」って、小椋さんに言ってたら、もっと早く仕事がもらえて稼げたかもしれないんですけど…

 

えるビー| でも、それはしなかったってことですよね。どうしてですか?

 

トシ子ちゃん| 自分が綺麗になることは好きですが、他人が綺麗になることに興味がありません。だからこそ小椋さんの側にいて、メイクアップアーティストになれる大チャンスがあったけど…

 

 

えるビー| その大チャンスにいかなかったんですね。

 

おぐねぇー| そうそう、僕の現場にはついてくるから、「メイクやりたいです」って言ってくるかなって思っていましたが、全然言ってこなかったんです(笑)そうこうしているうちに、トシ子がセットにあった造花の残りを集めて、僕の鏡につけてくれました。それが本当に可愛かったので持ち歩いてたらタレント達が「私も欲しい」「私も欲しい」って言い出して。

 

トシ子ちゃん| そうやって造花を続けていたら、そこから蜷川実花さんに繋がったりして、仕事になっていきました。

 

えるビー| えっ!すごい。

 

トシ子ちゃん| 自分の場合は目の前に造花があったから、造花を選びました。ただ、自分がお花をやろうと思った時に、生花はもう、仮屋崎先生とか上が退かない限り自分が入る隙間がないなと。じゃあブリザードは?って考えたら、あまり好きじゃないなと。最終的に自分には造花がすごく合っているなっと思い、そこから造花でしかできないことを探していきました。

 

えるビー| ここでもトシ子さんの戦略的な一面が…

 

トシ子ちゃん| そして、造花アーティストって勝手に名乗って、名刺作りました。

 

えるビー| お、おぐねぇーと一緒ですね。

 

トシ子ちゃん| とりあえず名刺を配りまくっていたので、お仕事を依頼されることもありましたが、最初は全然お金をもらえない中、楽屋ミラーもタダで配りまくっていました。だからお金がなくなったら、親にお金を下さいって…お願いしていました。

 

えるビー| アーティストって、本当にお金がかかるんですね。

 

トシ子ちゃん| アーティストって本当にお金がかかります。特に最初はパトロン、スポンサーがいないと、制作物を作るにしてもお金がかかるから…それで挫折してしまう人も多いかもしれませんね。けれどそれを過ぎれば、信頼ができてくるから、徐々に好きなことができるようになってきます。

 

えるビー|そうなんですね。そこをどう乗り越えて、続けていくことが最初の関門ですね。

 

アーティストとしてやっていくために必要な3つのこと

えるビー|アーティストとしてやっていくために必要なことってありますか?

 

トシ子ちゃん| まずは手をあげることです。今はももクロちゃんの衣装を作ったり、自分の衣装を作ったりしていますが、僕は高校も通信だったので、ほぼほぼ中卒です。だから服飾の学校を出ていません。

 

 

えるビー|えっ!本当ですか?

 

トシ子ちゃん| でも、ももクロちゃんの衣装を作りませんか?と声をかけてもらった時に、それまで洋服のデザインをしたことがありませんでしたが…「やれます!」って嘘ついて…

 

えるビー| あっ…なんと

 

トシ子ちゃん| 衣装のデザインをするので、デザイン画を描いて、プレゼンしないといけなかったのですが、デザイン画は描けないから、その時は体の形を描いたマネキンみたいなイラストの上にコピー用紙を重ねて写しました。

 

えるビー| えっ!

 

トシ子ちゃん| 最終的に伝わればいいだけだと思って、もしできなかった時は、「できませんでした。でもここまでやってみましたよ。どうでしょう?」って素直に言おうと…「だって、学校行ってないんだもん!」って(笑)

 

えるビー| 「学校に行ってないんだもん」って(笑)それでも、今はももクロの衣装デザインをされているので、まずはできますって手をあげることも大事ですね。

 

トシ子ちゃん| まずはこれをやりたいですって発信するようにしています。そうすると、自然と必要なことが引き寄せられてきます。僕は、まだまだやりたいことがあるんですね。今はLAにお店を出したいと思っているので「LAにお店を出したい」って、周囲に発信しています。そうすると自然と引き寄せられてきます。

 

えるビー| なるほど! 引き寄せられるんですね。他にアーティストとして仕事を獲得するためにやったことってありますか?

 

トシ子ちゃん| スターバックスのタンブラーにイラストを描きたいと思ったので、本社に電話するなど営業活動してました。

 

えるビー| えっ!

 

トシ子ちゃん| 無名でも、意外と時間を作ってもらえます。この時は採用されませんでしたが、話を聞いてもらえました。こういう経験を積み重ねることで、人に会うのが怖くなくなりました。それと自分の作品を見てもらうことは、図々しいことではないと思えるようになりましたね。

 

えるビー| 自分の作品をみてもらうための行動することも、アーティスト活動をする上で必要ってことですね。でも、流石に今はやらないですよね。もう、アーティストとしては有名ですし、ほっといても声がかかりますよね。

 

トシ子ちゃん| 今でもやりますよ。

 

えるビー| えーーーーーーー!!!!

 

トシ子ちゃん| 知らないところに電話して、自分で売り込みしています。ただし、昔と違うのは、テレビに出てたり、作品があったりするので、自己紹介する時に、楽になりました。ちょっと調べてみて下さいっていうだけでいいので。

 

えるビー| これがアーティストしての信頼、信用ですね。アーティストとしてやっていくために、他に必要なことってありますか?

 

トシ子ちゃん| 仕事とは別に、自分の作品を作り続けることが大事だと思っています。仕事の場合は、クライアントの意向を汲み取って作品を作るので、制限がありますが、自分の作品を作る時は制限がありません。だからこそ、仕事とは別に自分が作りたい物を、自由な発想で作り続けることが大事だと思っています。

 

えるビー| そうなんですね。ちなみに今はどのような作品を作っているんですか?

 

トシ子ちゃん| もちろん造花も好きですが、伝統的な素材も好きなので、水引を使った作品を作っています。

 

えるビー| そうなんですね。

 

トシ子ちゃん|黒人さんと付き合いたいので。

 

 

えるビー| えっ???

 

トシ子ちゃん| コロナが収束して海外に行けるようになったら、LAで個展をやりたいと思っています。

 

えるビー| なるほど!すごく素敵な夢ですね!

 

トシ子ちゃん| この夢はまだ叶っていないからこそ、将来の夢の予習のために、仕事以外でも自分の作品を作り続けています。

 

えるビー| でも、本当に好きじゃないとできないことですね。トシ子さんって、まさに好きを仕事にしているんですね。

 

変化の時代にアーティストとして生き残るには

えるビー| コロナによって、色々な業界では生き残るために変化しなきゃいけない状況になっていますが、アーティストとして変化の時代に生き残るための意識していることはありますか?

 

トシ子ちゃん| 変化を楽しむことですね。

 

 

えるビー| 変化を楽しむ?

 

トシ子ちゃん| 変化することで毎回、毎回、新鮮で楽しいです。変化が好きすぎて、顔も整形しまくっているから、顔もまさに変化中ですが(笑)整形していると、「痛くないですか?」ってよく質問されます。もちろん痛いに決まっていますし、どのくらい痛いかはやってみれば分かるって常々思っています。だから整形に限らず、何か相談されたらとにかくやってみたらって答えていますね。

 

えるビー| たしかに、その通りですね。

 

トシ子ちゃん| 人は変化することが怖いからチャレンジできなかったりすると思いますが、僕は逆に変化しないとやばいって考えています。そして、変化するからこそ手に入る物があるって知ってるからこそ、変化を楽しめているって思います。まあ、こんな風になってしまいましたが(笑)

 

えるビー| (沈黙)ち…ちなみにコロナによって、変化したことってありますか?

 

トシ子ちゃん| 人と会えなくなってしまったことで、家に籠るようになりました。それにより、本当に自分にとって大事な人としか会わなくなって…この時に今まで無駄なことをやっていたことに気がつきました。

 

えるビー| ふむふむ。

 

トシ子ちゃん|時間だけはたくさんあったので、この状況下で自分に何かできることがないか?と考えました。この時にマスクを作ろうと思い、大理石マスクをデザインし、販売をしました。

 

えるビー| そうだったんですね。

 

トシ子ちゃん|変化に合わせて早めに気持ちを切り替えたことで、チャンスを手にできたと。大理石マスクは変化することで得ることができた一つの結果だと思います。

 

えるビー| まさに変化が結果を生み出したってことですね。今日のトシ子さんのお話を聞いて、本当に変化を楽しんでるなーって感じました。これからどんな風にトシ子さんが変化していくのか?とっても気になります。本日はありがとうございました。

 

トシ子さんのインタビューを終えて…

えるビー| 人ってこんなに変わるんだ!と思えたインタビューでした。ガングロでヒゲで、ノーメイクそして大人しい性格だったトシ子さんが、変化を楽しんで、受け入れたからこそ、好きなことを仕事にできたのだと。変化の先には、自分の手に入れたいものが手に入るなら、変化も悪くないですね。そのためにもまずは変化を楽しめるようになりたいですね!

 

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プロフィール詳細
tosHico(トシ子ちゃん)

造花アーティスト(造花プロッスタイリト・ブライダル・空間・小道具)
衣装デザイン・イラストレーター・水引デザイナー

静岡県浜松市出身。「楽屋ミラー」を代表とする造花作品は芸能界で圧倒的な支持を受け芸能人120名以上が愛用。最新の造花を使用し 、雑誌・広告などでスタジオセット・衣装・髪飾りなども手掛ける。

HP:株式会社SMILON
Instagram:toshico_green
Twitter:@to4tokyo

YouTube:tosHicoトシ子ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

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