2022年12月1日公開

​​O2Oマーケティングの基本ー意味やオムニチャネル・OMOとの違いなどについて解説ー

買い物をする際に、インターネットやSNSで口コミやレビューを検索するのが当たり前になりました。そのため、ECサイトを持っていなくても、インターネットやSNSを活用した宣伝活動が欠かせません。​​O2Oマーケティングとは、オンラインからオフライン、オフラインからオンラインへと顧客を誘導するマーケティング施策です。そこで今回は下記の項目を中心に、​​O2Oマーケティングの基本について解説します。

 

・O2Oマーケティングの意味

・オムニチャネルやOMOとの違い

・​​O2Oマーケティングのメリット

・O2Oマーケティングを支援するクラウドCRMシステムのLBA

ではまずはO2Oマーケティングの意味、オムニチャネルやOMOとの違いについて解説します。

 

​​O2Oマーケティングとは

O2Oマーケティングは、『Online to Offlineマーケティング』のことで、インターネット上のサービスを活用して消費者を店頭へ誘導する仕組みを指します。

 

例えば、SNSでの情報発信やアプリでのクーポン配信により、来店へと誘導する施策をイメージすると分かりやすいでしょう。またO2Oマーケティングでは、店舗内のQRコードからECサイトへ誘導するといった、オフラインからオンラインへ誘導する場合も含みます。

 

日本では、2011年頃からのスマートフォン・タブレット端末の急速な普及に伴い、インターネットで検索する行動が当たり前になったことや、SNSやアプリの浸透により注目を集めるようになりました。

 

株式会社サイバーエージェントが実施した『店舗集客型デジタル広告(O2O広告)の市場動向調査』によれば、2019年の店舗集客型デジタル広告市場は、昨対比約2倍の405億円、2024年には2019年比約6.4倍の2,586億円に到達する見込みと予測しました。

 

引用元:株式会社サイバーエージェント『店舗集客型デジタル広告(O2O広告)の市場動向調査』

 

このように店舗集客型デジタル広告(O2O広告)市場は、右肩上がりで拡大傾向です。今後も、オンラインからオフラインへ誘導するO2Oマーケティング施策は、必要不可欠だといえるでしょう。

 

オムニチャネルとの違い

オムニは日本語では『全て』を意味し、チャネルは消費者の流入経路を指すマーケティング用語です。

 

つまりオムニチャネルとは、自社が持っている全ての流通経路を連動させ、顧客との接点を増やす施策で、流入経路を増やすことで購入を促します。例えば、店舗に来店した顧客が、店舗にない商品をオンラインで購入するのをイメージすると分かりやすいでしょう。

 

O2Oマーケティングにおいては新規顧客の獲得がメインであるのに対して、オムニチャネルは複数のチャネルを設けて利便性を高めることで、顧客の囲い込みやリピーター増加を狙う施策です。

 

OMOとの違い

OMOとは『Online Merges with Offline』の略で、オンラインとオフラインを融合するマーケティング手法です。

 

消費者がオフライン(店舗)にいながら、オンライン(インターネット)上のサービスを体験できる施策です例えば、アプリ上で事前に決済をして、店舗で商品を受け取るのをイメージすると分かりやすいでしょう。

 

このようにAIやIoTといった先進技術の進歩により、従来オフラインの場では体験できなかった新しいサービスの提供が可能になりました。O2Oマーケティングはオンラインとオフラインを区別しますが、OMOはオンライン・オフラインの区別をせずに、一体化することで顧客体験を高めます。

 

またOMO施策を打つことで、従来に比べると消費者とのタッチポイントが増えます。より多くの消費者の情報を収集し、活用も可能です。

 

このようにO2Oマーケティングの施策を単体で実施するのではなく、オムニチャネルやOMOの施策を同時に行うことで相乗効果が期待できます。

 

​​O2Oマーケティングのメリット

O2Oマーケティングの施策を実施するメリットは3つです。

 

より多くの消費者にアプローチできる

インターネットを活用する広告によって、今までアプローチできなかった顧客に情報を届けることが可能です。公式サイトやSNS、バナー広告やリスティング広告などを活用することで、チラシや店頭ポスターといったオフラインの広告手段に比べると、より広範囲にアプローチできます。より多くの消費者にアプローチすることで、新規顧客の獲得が期待できます。

 

顧客に合わせた情報発信ができる

インターネット上のサービスを活用するため、顧客の属性に合わせた情報発信が可能です。例えばSNS広告の場合、性別・年齢といった属性だけでなく、興味や関心に合わせて広告を配信できます。そのため、より少ない費用で効果的な情報発信が可能です。

 

効果を測定しやすい

公式サイトやSNS、バナー広告やリスティング広告などを活用するため、プロモーションの効果を判定しやすいメリットがあります。例えばデジタルクーポンを配信した際には、店舗での利用状況を確認することで効果測定が可能です。インターネット上のサービスを活用して集客するため、効果測定がしやすいというメリットがあります。

 

​​O2Oマーケティングを支援するクラウドCRMシステムのLBA

O2Oマーケティングでは、顧客視点での施策を構築することが成功の秘訣です。そのためには、より深く顧客について知る必要があります。

 

LBA公式サイト

引用元:株式会社ロジック・ブレイン LBA公式サイト

 

株式会社ロジック・ブレインが開発提供するクラウドCRMシステムのLBA(ロジック・ブレインアプリケーション)なら、顧客の個性・性格・意思決定の傾向をAIで導き出し、顧客とのコミュニケーションを最適化できます。それにより、顧客の視点に立った施策の実施が可能です。

 

まとめ

今回は下記の項目を中心にO2Oマーケティングについて解説しました。

 

・O2Oマーケティングの意味

・オムニチャネルやOMOとの違い

・​​O2Oマーケティングのメリット

・O2Oマーケティングを支援するクラウドCRMシステムのLBA

O2Oマーケティングは、これからあらゆる業種・業態でますます必要になってくるでしょう。具体的な施策については下記の記事で紹介しているので、参考にしてください。

 

 

 

この記事のすべてのタグ