
2025年2月6日公開
TOiTOiで何ができるの?第4回:1on1分析
はやみ|近年、従業員の成長支援と組織開発において、1on1ミーティングの重要性が増しています。しかし、多くの企業では1on1ミーティングの実施状況や効果を適切に把握できていない、あるいは得られたデータを十分に活用できていないという課題を抱えています。また、面談者の力量によって質が保てず、成果を実感できていない人も多いのではないでしょうか?事実、人による質の違いについて、経営者、従業員それぞれに質問したところ、下記のような結果でした。
はやみ|経営者へ『1on1ミーティングの質について、従業員の誰が実施しても同じクオリティのものができていると思いますか?』と質問したところ、経営者の70.1%は、人によって1on1ミーティングの質の違いがある、やや違いがあると思っていることが分かりました。
その一方で従業員側は『相手(上司)によって、1on1ミーティングの質の違いはありますか?』という質問に対して、92.1%の方が違いがあると回答しています。どうやら、1on1ミーティングの質に関しては、経営者と従業員ともに、人によって質の違いがあると認識している人が多いようです。
これらの課題を解決できるのが、株式会社ロジック・ブレインが開発するクラウドHRMシステムTOiTOiです。この記事では、TOiTOiに標準装備されている1on1分析機能について、その特徴と活用方法を解説します。
目次
1on1ミーティングとは
はやみ|1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で行う対話を指します。仕事の進捗状況を確認したり、課題について話し合ったりすることもあるので、人事考課の面談や部署内のミーティングと混同されがちですが、1on1ミーティングは部下との1対1のコミュニケーション技法の1つで、主役は「部下」です。
そのため、1on1ミーティングとは『部下を今以上に輝かせ、成長させるための定期的なコミュニケーション』と捉えるといいでしょう。
ユーザーボイス
はやみ|1on1分析を活用して、成果を挙げた企業の声を紹介します。
株式会社BUNKA
TOiTOi導入と外部コンサルタントによる1on1ミーティングの相乗効果により、株式会社BUNKA様は大きな組織変革を実現しました。特に注目すべき成果は、コミュニケーションの質の向上です。外部コンサルタントの長浦氏が介在することで、社員たちは社長に直接伝えにくい内容や仕事以外の悩みも相談できるようになり、メンタル面でもポジティブな変化が見られました。
また、TOiTOiの診断結果を活用することで、社長のマネジメントスタイルも大きく改善されました。以前はタイミングを計らずに出していた指示出しが、社員個々のタイプに合わせた適切なものへと変化し、業務全体がよりスムーズに進行するようになりました。
それにより組織全体の雰囲気も改善し、社員間の相互理解が深まることで、互いをサポートし合える関係性が構築されました。さらに、採用面接時にも1on1面談を実施している企業という点が応募者への安心材料となっています。
このように、TOiTOiの活用によって個々の特性を理解した上での適切なコミュニケーションと、外部の視点を取り入れた客観的なアドバイスが、組織の活性化に大きく貢献したのです。
1on1ミーティングによってできる5つのこと
はやみ|1on1ミーティングは、マネージャーと部下の間で定期的に行われる重要なコミュニケーションツールです。このミーティングを通じて、さまざまなメリットが得られますが、特に次の5つの点で大きな効果を発揮します。
コミュニケーションの強化
マネージャーと部下がオープンに対話できる場を提供することで、日常業務では話しにくい問題や意見も共有できます。これにより、信頼関係が築かれ、部下が安心して意見を述べられる環境が整います。定期的な対話を通じて、誤解や問題の早期発見、早期解決にもつながります。
フィードバックの提供
1on1ミーティングでは、部下のパフォーマンスに対してタイムリーかつ具体的なフィードバックを提供できます。これにより、部下は自身の強みと改善点を明確に把握し、継続的な成長が促進されます。また、部下からもフィードバックを受け取ることで、マネージャー自身のリーダーシップスタイルや部下とのコミュニケーション方法を見直す機会となります。
目標設定と進捗確認
部下と共に具体的な目標を設定し、その進捗を定期的に確認することで、目標達成に向けた計画を確実に進めることができます。このプロセスは、部下のモチベーションを維持し、目標に向かっての道筋を明確にする効果があります。また、目標が適切であるかどうかを定期的に見直すことで、現状に即した柔軟な対応が可能になります。
キャリア開発と成長のサポート
部下のキャリアゴールを理解し、その達成に向けたサポートを行うことで、長期的な成長を促進します。必要なスキル開発のためのトレーニングや学習機会を提供し、部下が自身のキャリアパスを明確に描けるように支援します。このようなサポートは、部下のエンゲージメントを高め、組織全体のパフォーマンス向上につながります。
エンゲージメントの向上
部下の感情や仕事に対する満足度を定期的に確認し、必要な支援を提供することで、働きやすい環境を作ります。部下の意見を反映し、職場環境や業務プロセスの改善を図ることで、部下のモチベーションを維持し、高いパフォーマンスを引き出すことができます。
はやみ|1on1ミーティングを定期的に実施することで、組織全体のパフォーマンス向上と社員の成長を支援することができます。
実際にやってみよう!
はやみ|ここではTOiTOiの実際の画面を見ながら、1on1ミーティングを実施する流れを解説します。
1on1ミーティングを実施する対象者を選択する
はやみ|リストを作成しましょう。ホーム画面のメニューから1on1をクリックします。
はやみ|クリックすると1on1分析の画面に移動します。この画面で1on1ミーティングを実施する対象者を選択していきます。
はやみ|この時に、推奨リスト※を参考にするか、もしくはチームから選択してリストを作成することが可能です。チームを選択し、1on1を実施したい人の☆をクリックすると、☆から★に反転し、上部に表示されます。
※推奨リストとは
TOiTOiの独自分析により、該当月に優先的に1on1ミーティング、もしくはコミュニケーションを実施すべき対象者をピックアップし、表示します。名前の横に表示されている☆をクリックすると、☆から★に反転させることで、リストに加えることが可能です。
1on1ミーティングを実施するために質問内容を登録する
はやみ|1on1の実施項目を最大10個まで、事前に登録できます。事前に登録する場合は「1on1実施項目を編集する」をクリックします。
1on1で使える!質問例
はやみ|実施項目(1)から実施項目(10)に質問項目を入力し、入力後「この情報を編集する」をクリックします。
はやみ|「この情報を編集する」をクリックすると、右端の1on1実施項目に事前に登録した実施項目が表示されます。
1on1ミーティングの記録を入力する
はやみ|実施日、担当者、担当者3TYPEを入力します。1on1の実施項目に対象者の回答を入力していきます。担当者3TYPEは、担当者のアイコン色で確認できます。
※黄色が理性タイプ、青色が比較タイプ、赤色が感性タイプを示しています。
はやみ|対象者の回答を、入力していきます。事前に質問を入力していない場合は、面談テーマの欄に今回の1on1のテーマ、内容欄に、1on1で話をした事や質問されたことなどを入力します。
はやみ|入力後は、保存をクリックします。
はやみ|保存をクリックし、プロフィールに戻るを選択すると、今回の1on1の記録が表示されます。修正したり、削除したい項目がある場合はこの時点で行います。
はやみ|承認作業は管理者のみ可能です。承認後は、記録の編集や作業ができなくなるため注意してください。
ワンポイント!1on1の注意点とは
はやみ|1on1の注意点をクリックすると、TOiTOiの独自分析による、対象者のリズムが、年、月ごとに表示されます。リズムは全部で10種類あります。リズムを知ることで、対象者の好調期、低調期のサイクルやその時どのような現象が兆候が起こりうるか、それに伴う対処方法がわかるため、1on1の品質を保つことが可能です。
1on1ミーティングの実施記録を確認する
はやみ|実施記録を確認したい対象者を選択します。
はやみ|メンバー詳細を表示するをクリックします。
はやみ|直近で実施した1on1ミーティングの記録が表示されます。
TOiTOiの1on1分析に関するよくある質問
りーくん|1on1の記録を紙で共有できますか?
はやみ|共有できます。1on1記録から、記録をダウンロードをクリックするとPDFファイルで出力できます。
ひーくん|1on1推奨リストに表示される基準はなんですか?
はやみ|TOiTOiの独自分析によって、対象者のリズムを割り出します。その中から低調期のサイクルに入っている対象者を表示しています。低調期のサイクルに入っている対象者は、今の環境や業務にストレスや悩みを抱えている可能性が高いです。そのため全員に対して1on1ミーティングを実施できない場合は、推奨リストに表示される対象者に対して、優先的に1on1ミーティングしたり、もしくは積極的にコミュニケーションをとるように心がけるといいでしょう。
カンちゃん| 1on1の記録を後から、修正できますか?
はやみ|管理者による承認前であれば、担当者のみ編集、削除が可能です。
りーくん|1on1の際に、前回の1on1記録、ビッグファイブ診断やコンピテンシーの結果を確認しながらできますか?
はやみ|できます。1on1の画面から、前回の1on1記録、ビッグファイブ診断やコンピテンシーの結果など全て確認することが可能です。左端から確認したい項目をクリックすると、該当箇所へ移動します。
ひーくん|1on1は定期的に実施した方がいいですか?
はやみ|定期的に実施することを推奨しています。定期的に実施することで、従業員のキャリア開発、パフォーマンス向上、モチベーション維持が期待できます。
カンちゃん|一度登録した実施項目は、次回もそのまま使用できますか?
はやみ|できます。1on1実施項目を編集、削除しない限り、前回登録した1on1実施項目がそのまま表示されます。
まとめ
はやみ|株式会社ロジック・ブレインは、人的資本に取り組みたいと思う全ての人を応援します!
株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。
引用元:TOiTOi公式サイト
例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人体資本経営への最初の一歩をサポートします。
また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。