
2025年7月17日公開
TOiTOiで何ができるの?第5回:組織の稼働率分析
はやみ|人事配置の際に、何を参考にして行っていますか?人材の適切な配置は、組織の成功を左右する重要な要素です。しかし、現状はどうでしょうか?ロジック・ブレイン株式会社の調査によると、60%以上の企業が「上司と部下の相性」を基準に人事配置を決定していることが分かりました。つまり出身地や学歴といった表面的な共通点に基づいた、人事担当者の直感的な判断に依存しているのが多くの企業の実態です。
はやみ|しかしながら、チームの真の力を引き出すためには、各メンバーの強みを最大限に活かせる配置が不可欠です。この課題を解決できるのがクラウドHRMシステムTOiTOiです。
TOiTOiの稼働率分析機能なら、個人の特性を可視化し、組織全体の人材配置を分布図として表現します。さらに独自の分析手法により、リーダーシップが売上や職場の雰囲気に与える影響を数値化し、組織の「稼働率」として明確に示すことができます。
この記事では、実例を交えながら、TOiTOiの稼働率分析機能を活用してチームのパフォーマンスを最大化し、飛躍的な成長を実現する方法を紹介します。
目次
組織内の「見えない空気」を可視化する!TOiTOiの組織の稼働率分析とは
はやみ|TOiTOiの組織の稼働率分析なら、組織内の「見えない空気」を可視化します。
例えば、あなたがお客様として、お店に来店した時に 従業員が仲が良くて活気がある店舗かもしくは従業員同士がギスギスしていて、コミュニケーションが上手く取れていないことがなんとなくわかります。
大抵の場合、コミュニケーションが取れていない店舗はお客様が少なかったり、雰囲気が良くないことが多いです。このなんとなく感じる、チームや社内の雰囲気を可視化できる機能がTOiTOiの組織の稼働率分析です。
チームメンバーの特性をTOiTOiの独自分析により、分布図に当てはめることで、組織全体の人材配置を見える化します。そこから組織稼働率を算出します。組織稼働率とは、弊社が独自に開発した分析方法によって、今まで目に見えなかったリーダーによって売上や職場の雰囲気が変化する様子を数値化したものです。
特にスポーツ界での成功事例で実証されています。例えば、ラグビー日本代表がリーチマイケル選手をキャプテンとしてワールドカップでベスト8という歴史的成果を収めた際の組織稼働率を算出したところ99%でした。
はやみ|また、ある飲食チェーンで各店舗の組織稼働率を算出したところ、組織稼働率が高い店舗ほど売上も好調という結果がでました。この例からも売上高と組織稼働率に明確な相関関係があるといえます。
つまり、高稼働率の組織では、メンバー間の意思疎通がスムーズで、それが生産性の向上や職場の活性化につながります。逆に、低稼働率の組織では、コミュニケーションの停滞や職場の雰囲気の悪化が見られ、それが業績にも影響を及ぼす可能性があると予測できます。
そのため、組織稼働率が高くなるように、人事配置を行うことをロジック・ブレイン株式会社では、推奨しています。
ユーザボイス
はやみ|組織の稼働率分析を活用して、成果をあげた企業の声を紹介します。
◉株式会社らぶはーと 様(以下敬称略)
株式会社らぶはーとでは、ロジック・ブレイン導入前は給料も待遇も悪くないにも関わらず、多い時では2ヶ月で5人が人間関係のトラブルにより退職するなど、スタッフが定着しない状況が続いていました。ロジック・ブレインを導入した際に特に力を入れたのが、採用と人事配置です。
採用面接を行う際には、事前に応募者をパーソナリティ分析とビッグファイブ診断により分析し、応募者のタイプに合わせながら面接を進めます。
また、人事配置の際はTOiTOiを活用し、稼働率を意識しながら行います。株式会社らぶはーとでの場合、2018年当初より稼働率は最低60%、できれば65%以上で推奨し人事配置をしています。また、稼働率が60%を切ってしまうような場合は、実際の保育の現場は副主任(稼働率が65%以上)が回すような体制を整えるようにしています。
このような取り組みにより、離職者0を実現するだけでなく、社員がスタッフ希望者を紹介してくれるようになり、採用の60%をリファラル採用が占めるようになりました。
TOiTOiの組織の稼働率分析を使ってできる3つのこと
はやみ|ここではTOiTOiの組織の稼働率分析できる3つのことを解説します!
組織全体の人材配置の最適化
TOiTOiの組織の稼働率分析を活用すると、単なる相性や勘に頼らず、データに基づいたアプローチで最適な人材配置を実現できます。多くの企業では、上司と部下の相性や、学歴・経歴といった表面的な要素で人材配置を行っていますが、この方法では本来の能力を発揮できないケースがあります。
しかし、TOiTOiの独自分析を活用することで、従業員一人ひとりの特性を組織全体の分布図に落とし込み、誰がどのポジションで最も活躍できるのかを客観的に判断できます。
このデータを基に適材適所の配置を行うことで、感覚ではなくデータに基づいた配置が可能になるため、より戦略的な人事管理が可能になり、組織全体のパフォーマンス向上にもつながります。
組織の「見えない空気」を数値化し、問題を特定
組織の雰囲気やチームの人間関係は、業務の生産性や社員の定着率に大きく影響しますが、多くの企業ではその状態を正確に把握できていません。TOiTOiの組織の稼働率分析では、職場内の「見えない空気」をデータとして可視化し、問題の早期発見を可能にします。
例えば、売上が伸び悩んでいる店舗や離職率が高い部署の稼働率を分析することで、その組織内でコミュニケーションが円滑に行われているか、メンバー同士の関係性に問題がないかを明らかにできます。さらに、稼働率が低いチームや部署を特定し、その原因を探ることで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることが可能になります。
このように、データを活用して組織の健康状態を把握することで、より働きやすい環境を整え、従業員のエンゲージメント向上にも貢献できます。
組織稼働率と業績の相関分析
組織の稼働率分析を活用すると、組織のパフォーマンスと業績の関係をデータで明らかにできます。多くの企業では「雰囲気の良い職場は生産性が高い」と漠然と認識していますが、組織の稼働率分析を使えば、それを数値化し、具体的なビジネス成果と結びつけることが可能です。
例えば、スポーツの世界では、優れたキャプテンがいるチームほど成績が良いことが知られていますが、企業においても同様のことが言えます。組織の稼働率分析を活用することで、適切なリーダーを適切なポジションに配置し、チームのパフォーマンスを最大化することができます。
このように、組織の稼働率を高めることは、単にチームワークを改善するだけでなく、企業の持続的な成長を支える重要な要素となります。
実際にやってみよう!
はやみ|ここではTOiTOiを使って、架空のチームの組織稼働率を調べます。
チームの作成方法
はやみ|組織稼働率を調べるためには、まずはチームを作成します。ホーム画面のメニューから「チームを追加」もしくは「チームを追加する」をクリックします。すでにチームができている場合は、『チームの組織稼働率を調べる』からみてください。
はやみ|クリックすると新しいチームの追加画面に遷移します。ここでチーム名を入力し「この情報を追加する」をクリックします。
はやみ|ここでチーム名を入力し、この情報を追加するをクリックします。
はやみ|「入力されて情報で保存されました」とメッセージが表示されたら、完了です。次は、メンバーを追加していきます。
チームにメンバーを追加する
はやみ|チームに追加したいメンバーを選択します。まずは、メニューバーの「メンバー一覧」をクリックします。
はやみ|チームに追加したいメンバーのアイコンにチェックを入れていきます。「チェックしたメンバーを一括操作」をクリックします。
はやみ|「チェックしたメンバーを一括操作」をクリックし、追加したいチームを選択し、選択チームへ追加をクリックします。
はやみ|「選択されたチームにメンバーを追加しました」とメッセージが表示されたら、完了です。
チームの組織稼働率を調べる
はやみ|ホーム画面のメニューから「チーム一覧」もしくは「チーム一覧を見る」をクリックします。
はやみ|チーム一覧から組織稼働率を調べたいチームのアイコンをクリックします。
はやみ|組織稼働率は、メンバーの誰がリーダーになるかによって変わるため、まずはリーダーを設定します。
はやみ|リーダーに設定したいメンバーのアイコンをクリックし、メンバーメニューから「リーダーにする」をクリックします。ここでは、近藤千春をリーダーに設定します。
はやみ|近藤千春がリーダーだった場合の組織稼働率とチームの特徴についての解説文が表示されます。
はやみ|近藤千春から鈴木一郎にリーダー変更した際の組織稼働率を調べたい場合、鈴木一郎のアイコンをクリックし、メンバーメニューから「リーダーにする」をクリックします。すると、鈴木一郎がリーダーだった場合の組織稼働率とチームの特徴についての解説文が表示されます。今回は、近藤千春がリーダーの場合の組織稼働率が81%、鈴木一郎がリーダーだった場合の組織的稼働率が70%のため、近藤千春がリーダーの方が生産性が高い可能性があります。
はやみ|このようにTOiTOiの組織の稼働率分析を使えば、チームの生産性やチームの特徴を簡単に予測できます。
TOiTOiの組織の稼働率分析に関するよくある質問
はやみ|ここではTOiTOiの組織の稼働率分析に関するよくある質問をまとめました。
りーくん|組織稼働率とは、具体的に何を示す指標ですか?
はやみ|TOiTOiの組織稼働率とは、各メンバーの性格特性や相互関係をTOiTOi独自の分析により、チーム内のコミュニケーションの質や相互作用のバランスが、生産性にどう影響するかを数値化した指標です。組織稼働率を知ることで、人事担当者の主観ではなく、客観的なデータに基づいて人事配置が可能になります。
ひーくん|組織稼働率が高いチームと低いチームでは、何が違うのでしょうか?
はやみ|過去の事例から、組織稼働率の高いチームは、円滑なコミュニケーションと相互理解により、売上・顧客満足・従業員定着率の向上が期待でき、一方で、稼働率が低いチームでは、雰囲気の悪化やパフォーマンスの低下が起こりやすいことが分かっています。
カンちゃん|組織稼働率が低いチームには、どのような対策をすればよいですか?
はやみ|誰をリーダーに設定するかによって、組織稼働率が変化するため、まずはチーム内でどのメンバーをリーダーにしたら組織稼働率が高くなるか?シュミレーションしてみましょう。その上で配置換えなどを検討するといいでしょう。
りーくん|組織稼働率は導入してすぐに測定できますか?
はやみ|はい、できます。チームを作成し、メンバーを登録・リーダーを設定することで、すぐに組織稼働率のシミュレーションが可能です。
ひーくん|組織稼働率が高ければ、必ず業績が上がりますか?
はやみ|組織稼働率と業績には高い相関がありますが、必ずしも成果を保証するものではありません。ただし、組織稼働率が高いチームではパフォーマンス向上の土台が整っているため、施策の成果が出やすい傾向が高いです。
カンちゃん|他のHRツールと何が違うのですか?
はやみ|TOiTOiは単なるスキルマッチではなく、性格特性とチーム全体の関係性に基づいて組織の生産性やチームの特徴を予測できる点が大きな特徴です。そのため、チームの特性や職場の空気感まで分析可能です。これにより、直感や相性に頼らない戦略的な配置が実現します。
まとめ
はやみ|株式会社ロジック・ブレインは、人的資本に取り組みたいと思う全ての人を応援します!
株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。
引用元:TOiTOi公式サイト
例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人体資本経営への最初の一歩をサポートします。
また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。