2024年11月25日公開
【ユーザーボイス】人事×労務で組織の可能性を最大化!社労士が語るTOiTOi(ロジック・ブレイン)で組織改革&売上UPを実現する方法 株式会社ライフビジョンコンサルタンツ、坂下信也社会保険労務士・行政書士事務所
はやみ| 「採用難でなかなか人が集まらない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」「社員同士のコミュニケーションがうまくいかない」など、人事担当者として頭を悩ませる問題は尽きないのではないでしょうか?
株式会社ライフビジョンコンサルタンツ様は「社労士に資金繰りや財務のことも一緒に相談できればいいのに」といった、全国の中小企業経営者が抱えるさまざまなお悩みをワンストップでサポートしてくれる企業です。
TOiTOiを駆使して、社労士業務だけを行う一般的な社労士事務所から自走できる組織ヘと変貌し、マネジメントの質や組織力を劇的に向上させました。今回のインタビューでは、株式会社ライフビジョンコンサルタンツ様が抱えていた課題と、その解決に向けたTOiTOiの導入背景、そして組織にどのような変化をもたらしたかについて、さらにはTOiTOiを活用したコンサルタント業務について代表の坂下信也氏にお話を伺いました。
会社名:株式会社ライフビジョンコンサルタンツ、坂下信也社会保険労務士・行政書士事務所
業種・業態:コンサル業・士業
従業員数:11名
名前:坂下信也
役職:代表取締役
役割:経営・営業・マネジメント
公式サイトURL:https://lv-consultants.jp/
公式SNS:https://www.facebook.com/shinya.sakashita.9?locale=ja_JP
目次
TOiTOiを導入しようと思った決め手は?
はやみ|TOiTOi※を使い始めてから、どのくらいの期間が経ちましたか?
※TOiTOi
TOiTOiは株式会社ロジック・ブレインが開発提供しているクラウドHRMシステムです。社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。
坂下氏|2020年2月から4年ほどです。
はやみ|長く活用していただいているんですね。TOiTOiを導入しようと思ったきっかけについて教えてください。
坂下氏|インスピレーションでした。以前から人事の仕事をしていましたが、組織の状況や個々の特性についてお客様へ説明する際に、どうしても主観的な言葉や捉え方でしか伝えることができず、客観的な指標があれば自分の言葉にも説得力が増すと思っていました。そんな時に、たまたま紹介でロジック・ブレインに出会い、『これは使える』と感じたのがきっかけです。
はやみ|直感でいいと思っていただいて、導入を決められたんですね。坂下さんは昨年2023年のLOGIC BRAIN AWARD※にご登壇いただいていますが、参加されてどうでしたか?
※LOGIC BRAIN AWARDとは
LOGIC BRAIN AWARDは、株式会社ロジック・ブレインが主催し、2019年から毎年開催されているイベントで、2023年10月28日に大阪市で第5回が開催されました。このイベントは、ロジック・ブレインのクラウドHRMシステム「TOiTOi」やクラウドCRMシステム「TENPiN」を導入している企業の中で、優れた活用事例を発表する場として位置づけられています。2023年度のテーマは「未来への勝利の鍵:変化するテクノロジーの力」です。
プレゼンターの方々には「パーソナル分析」を通じた人材や営業課題の解決方法について発表していただきました。イベントは、既存および導入検討中の企業様に再現性のある活用アイデアやヒントを提供する目的で開催されており、グランプリなどの各賞が選出されました。
坂下氏が登壇したロジック・ブレインアワードの様子はこちら
坂下氏|はい。あのような大きな舞台に立つのは初めてでしたので、どんな雰囲気なのかとても楽しみでした。他の発表者の方々がTOiTOiを使いこなしている様子を見て、大変勉強になりました。特に、私のTOiTOiの使い方と、他の皆さんの使い方は全く違っていました。それぞれに工夫があり、大変参考になりました。
1年で売上UP!組織強化を実現したTOiTOi活用法とは?
はやみ|LOGIC BRAIN AWARDからちょうど1年経ちましたが、当時発表されていた目標や課題、今後の活用法について、進捗状況や新たな展開はいかがでしょうか?
坂下氏|2023年のLOGIC BRAIN AWARDでは、自社で組織作りをする際にTOiTOiをどのように活用できるか、そしてその結果として組織がどのように発展していくのかを発表させていただきました。それから1年経ち、組織はさらに強化され、売上も順調に伸びています。
はやみ|TOiTOiには、理性、比較、感性の3タイプがありますが、たしか、LOGIC BRAIN AWARDの時には感性タイプを採用したいとおっしゃっていましたが、その後いかがでしょうか?
坂下氏|現状は変わらず比較タイプがメインです。ただ、その理由を分析した結果、求人募集の際に求人票に記載しているキーワードが感性タイプよりも比較タイプに響くものが多かったことが分かりました。
はやみ|比較タイプに響くキーワードとはどのようなものでしょうか?
坂下氏|私の事務所は完全テレワーク制なので『事務所に行かずに自宅で子育てしながら働ける』という点をアピールしています。また、給与についても『この仕事ができたら給料はいくら上がる』という明確な指針を提示しています。これらの点が比較タイプに響いているのだと思います。
はやみ|なるほど!私は、理性タイプのため、職場の雰囲気が良いかどうかを重視しがちなので、あまりピンときませんが、自分のペースで仕事したいと思う比較タイプなら、この求人内容に興味を持ってもらえそうですね!
ワンポイント!3タイプ別採用戦略
TOiTOiの独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。理性タイプは「良い悪い」。比較タイプは「必要か不要か」。感性タイプは「好きか嫌いか」というようにタイプによって判断基準が異なります。
各タイプが求める職場環境は以下の通りです。
理性タイプ
アットホームな環境
チームワークが求めれらる環境
成果だけでなく、過程も評価させる環境
比較タイプ
自分のペースで仕事を進めることができうる環境
期限、ノルマ、目標が明確な環境
成果に合わせた明確な報酬体系
感性タイプ
可能性を追求できる環境
裁量権が与えられ自由に業務を進める環境
社内表彰制度が充実している
自社が求めるタイプを事前に把握することで、求めるタイプに響くような求人情報の出し方やPRする際に重視することなどを把握できます。それにより効率的に採用活動を進めることが可能です。
はやみ|ちなみに現在、どのようなメンバーで運営されているのでしょうか?
坂下氏|はい。現在スタッフは私を含めて11名おり、私と妻が理性タイプ、それ以外は全員比較タイプです。
はやみ|比較タイプが多いですね。ちなみにマネジメントの上で留意していることはありますか?
坂下氏|完全テレワーク制なので、比較タイプであればチャットワークでのやり取りで済むことが多いです。その一方で理性タイプの場合は、Zoomなどでこまめに連絡を取る必要があり、工夫が必要だと感じています。弊社は比較タイプが多いので、現時点では私自身も手間をかけずにマネジメントできています。
はやみ|理性タイプと比較タイプのみの組織で、やりやすい点や課題などはありますか?
坂下氏|現状の業務は、1つ1つの業務をこなしながら着実に成果を積み上げていくスタイルなので、比較タイプが多い方が生産性が高く維持できると考えています。ただし、感性タイプがいないことが課題だと感じています。
感性タイプは日によってモチベーションに波があったり、可能性を追求するタイプなので、現在の業務スタイルには合わないと考えています。けれど更なる飛躍のためには、やはり感性タイプの方も必要だと思っています。
はやみ|今後、感性タイプの方を採用する予定はありますか?
坂下氏|はい。近々、コンサルタントのサポートスタッフを1名採用する予定です。初めて感性タイプを採用する予定なので、不安もありますが、今の組織の枠を壊し、新しいことにチャレンジする風土を作っていくために、感性タイプの力も借りたいと考えています。
ワンポイント!3タイプ別コミュニケーション戦略
TOiTOiの独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。それぞれに対応するコミュニケーションの違いについて解説します。
態度で相手を観察し、頭で考える理性タイプ
頭で相手を理解しようとしているため、相手をよく観察しています。また、相手に自分のことをよく理解してもらいたいため、話し方は丁寧で長く、結論が最後までわからないことが多々あります。相手を傷つけないように言葉を選ぶ思慮深い人です。それゆえ前置きが長くなる傾向があります。
言葉で相手を知り、的確に伝える比較タイプ
相手と自分が繋がっていることを耳で確認しようとするため、言葉を重視します。だからこそ相手の真意や意図を相手の発言から判断します。話し方はまず結論を話し、内容は簡潔にまとめ、最後に再び結論を繰り返します。また本音を伝えることが優しさと考え、はっきりNOと言えます。
感覚で伝え、その場の空気を読む感性タイプ
相手と自分が仲間かどうかを感性で感じようとし、場の空気を察します。自分の感性にピンと来るものを大切にし、気分が変化しやすいため、会話に一貫性を持たせることが難しく、話の内容が展開したり、別の方向へ飛んだりします。結論だけで次の話に移ることが多いです。また、オーバーに話を始めて、具体的な話よりもイメージを伝えようとするため、抽象的な表現になりがちです。
人事×労務で”人”の可能性を最大限に引き出す!
はやみ|個人事業主から法人へと組織化されたとお聞きしていますが、今後どのような社労士事務所を目指しているのでしょうか?
坂下氏|人事労務という言葉がありますが、はやみさんは人事労務という言葉に対してどのようなイメージを持っていますか?
はやみ|事務職、社員が安心して働くための環境を整える仕事とかですかね。
坂下氏|そうですね。多くの方は人事労務というとトラブルを防いだりリスクを抑えるなど、マイナスの部分をゼロに近づけることに重点が置かれているイメージを持っているように思います。
しかし、社労士として長年仕事をしてきた経験から、私は人事とは人の可能性、組織の可能性をいかに大きく育てていくか、ゼロの部分をプラスに持っていく視点が重要だと考えています。それゆえ、私は労務というよりは人事というところにフォーカスして事務所を運営しています。
はやみ|坂下さんは、TOiTOiを活用して、人事面にフォーカスした労務コンサルタントとしてもご活躍されていますが、最近はどのような活動をされてますか?
坂下氏|昨年(2023年)までは九州がメインの活動拠点でしたが、この1年で全国にお客様が広がりました。今では1ヶ月の半分は東京や東日本のお客様を訪問しています。
はやみ|活動の範囲が全国に広がっているんですね。ちなみに顧問先はどのようなタイプの方が多いのでしょうか?
坂下氏|お客様も比較タイプが多く、特にオリジナルタイプの方がとても多いです。
はやみ|そうなんですね。理性タイプの場合、比較タイプに対して意見が通りやすいので、どうしても比較タイプの顧客が増えてしまいがちですよね。比較タイプの顧客が多いとのことですが、どのように提案をされているのですか?
坂下氏|面談相談の中でTOiTOiの話をして、興味を持っていただいた方には実際に体験してもらっています。その際に、12タイプ※それぞれに響く言葉の遣いを意識することで、自然と契約の受注率やコンサル単価が上がりました。良い循環が生まれています。
※12タイプとは
理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプをさらに細かく分類したものが12タイプです。
TOiTOiの独自分析により、オリジナルタイプ・セキュリティタイプ・フィーリングタイプ・スピードタイプ・パイオニアタイプ・パーフェクトタイプ・バランスタイプ・トラストタイプ・ドリームタイプ・パッションタイプ・リサーチタイプ・インスピレーションタイプの12タイプまで対象者を分析します。
例えば、顧客がセキュリティタイプだった場合、決断スピードは遅い方ですが、信頼している人からの後押しがあれば速くなることがあるので、提案時は安心して決断できるように担当者がリードすることがポイントになります。このように12タイプまで把握すると、より相手に合わせた対応が実現します。
はやみ|たしかに相手の方も、自分のタイプに合わせて言葉を投げかけてもらうと理解しやすいですよね。
楽しみながら人事改革!TOiTOiで組織の課題を明確化
はやみ|顧問先ではどのようにTOiTOiを活用されていますか?
坂下氏|経営者の方に体験してもらい『これは良い』と感じて従業員にも体験させたいという場合は、研修という形で導入しています。相手のタイプが分かることで、コミュニケーションの取り扱い説明書が手に入るようなものです。
コミュニケーションの問題は、相手を理解できていないことから始まります。TOiTOiを活用することで、それが明確になり、組織作りに良い循環が生まれます。
はやみ|実際に導入していただいた企業の中で、印象に残っている成果はありますか?
坂下氏|50名ほどの従業員がいる介護福祉施設です。私が入る前は年間10%、約5名ほどの離職がありました。TOiTOiを導入し、活用方法を研修したことで、2年間離職者ゼロを達成しました。この経験から、客観的に組織作りをしていくことの重要性を改めて実感しました。
はやみ|離職者ゼロとはすごい成果ですね!導入先の経営者様や管理職の皆様にすぐにご理解いただくのは難しいと思いますが、何か工夫されていることはありますか?
坂下氏|人事というと堅苦しく考えられがちですが、TOiTOiはピクトグラムなど視覚的に訴求できる要素もあるので『楽しみながら人事』を提案しています。
はやみ|『楽しみながら人事』ですか。ワクワクする反面、現場ではイメージしにくい部分もあると思いますが、どのように伝えていますか?
坂下氏|TOiTOiのビックファイブ分析※について説明する際には、特性値が高いから良い、低いから悪いではなく、特性として捉えることを伝えています。具体的には、外向特性が高い場合は対外的なコミュニケーションが得意、低い場合は内部統制がしっかりできている、といったようにプラスのイメージで捉えることができるように解説しています。
それにより、自然とビックファイブ分析※で分かる個々の特性を活かした組織作りという、建設的な思考が生まれます。
※ビッグファイブ分析
ビッグファイブ分析は、1980年代に心理学者のルイス・ゴールドバーグ氏が提唱した性格分析理論です。誠実特性、調和特性、開放特性、外向特性、情緒特性の5因子の高低差によって性格を分析します。それゆえ5つの因子の高低差を見ることで、対象者の性格や特性を知ることができます。TOiTOiではビッグファイブ分析を取り入れているため、従業員の分析結果を一元管理することが可能です。
はやみ|コンサルをされる際にはビッグファイブ分析も活用いただいているのですね。他に何かありますか?
坂下氏|チーム内で意思疎通がスムーズにできていないなど、上手くいかない原因が分からない場合には、TOiTOiの組織分析※を実施しています。原因を特定するだけでなく、視覚的に組織がうまくいっていない原因を伝えるようにしています。
※組織分析
TOiTOiの組織分析を活用することで、組織稼働率を調べることが可能です。組織稼働率とは、組織やチームが特性の期間内でどれだけ効率的に動作しているかを示す指標です。組織稼働率が高いチームほど効率的な運営や生産プロセスの最適化ができていると推測できるため、組織の成果を最大化することにつながる場合があります。また、リーダーを中心にして、円の外側にいる人ほど、親密にコミュニケーションをとった方がいい人として表示されます。
はやみ|原因が視覚的に見えると、具体的に対策を立てることができますね。ちなみに組織がうまくいってない、原因って具体的にはどのようなケースが多いですか?
坂下氏|あくまでも体感ですが、タイプが偏っていることが原因で、組織がうまくいってないケースが多いですね。経営者や採用担当者が、自分と似たタイプやヒューマンリレーション※の良いタイプを採用してしまうことが、組織の問題につながっているのではと私は考えています。TOiTOiの組織分析を活用することで、組織の稼働率を見ながら原因を特定し対策を立てることが可能です。
※ヒューマンリレーション
コミュニケーションにおける、人と人との心理関係のことです。日常生活において、あの人には話が通じやすいが、この人には話が通じにくいと感じることがあります。このようなコミュニケーションにおける感覚的な相性のことです。TOiTOiでは3タイプ(理性タイプ・比較タイプ・感性タイプ)に分けて、この感覚的な相性を視覚化します。
はやみ|具体的にはどのような対策を提案されているんですか?
坂下氏|まずは、どのようなタイプを採用すべきかといった提案をすることが多いですね。
私がコンサルティングに入っている事業所では、最低でも2回面接を行うように勧めています。1回目はフィーリングを確認する面接、2回目は具体的な業務や給与に関する面接です。1次面接と2次面接の間にTOiTOiを実施してもらい、1次面接での印象とTOiTOiの結果を照らし合わせることで、多角的な視点で2次面接に臨めるようにサポートしています。
TOiTOiで人の悩みを科学し、人生を豊かに
はやみ|今回お話を伺って幅広く活用されていることがよく分かりました。最後に、坂下さんが人と関わる仕事をする上で大切にしていることを教えていただけますか?
坂下氏|『人の悩みを科学する』という言葉に共感しています。モヤモヤした状態で毎日を過ごすと人生も楽しくありませんが、解決策の糸口が見つかることで人生は楽しくなります。TOiTOiは解決策を見つけるための武器だと考えていますので、今後もフル活用していきたいです。
まとめ
はやみ|TOiTOiを導入したことで、株式会社ライフビジョンコンサルタンツ様は社員一人ひとりの特性をより深く理解し、個別に合わせたサポートやコミュニケーションを実現しました。その結果、社員同士の理解が深まり、組織の結束力が高まり、採用活動においても有効なツールとして活用されています。
引用元:TOiTOi公式サイト
株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。
例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人的資本経営への最初の一歩をサポートします。
また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。