2025年1月15日公開

【ユーザーボイス】教育現場から企業まで ─ TOiTOiで実現する効果的なコミュニケーション支援 K24株式会社長浦言実氏

「採用難でなかなか人が集まらない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」「社員同士のコミュニケーションがうまくいかない」など、人事担当者として頭を悩ませる問題は尽きないのではないでしょうか?

 

今回はロジック・ブレインの認定パートナーとしてのべ3,000名に対して企業での1on1MTGを実践してきた、K24株式会社長浦言実氏に、教育機関での人間関係コミュニケーション支援から、企業での1on1MTG実践まで、TOiTOi・TENPiNを活用した具体的な取り組みについてお話を伺いました。

 

長年の実績を持つコンサルタントとして、どのようにして組織のコミュニケーション改革を実現しているのか、その手法と成果についてご紹介します。

 

基本情報

会社名:K24株式会社

業種・業態:コンサル業・士業

教育現場でのTOiTOi・TENPiNを活用したコミュニケーション支援

 はやみ| TOiTOi※とTENPiN※を使い始めてから、どのくらいの期間が経ちましたか?

 

※TOiTOi

TOiTOiは株式会社ロジック・ブレインが開発提供しているクラウドHRMシステムです。社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

 

※TENPiN

TENPiNは株式会社ロジック・ブレインが開発提供している、お客様の個性を分析し、ビジネスの拡大・成長につなげるクラウドCRMシステムです。生年月日を入力するだけで、営業やマーケティングで成果をあげるために必要な顧客情報を提供します。それにより自社の営業やマーケティングを支援します。

長浦 氏|2018年からなので、約6年ほどです。

 

 はやみ|長く活用していただいているんですね。長浦さんのお仕事について教えていただけますか?

 

長浦 氏|2018年からロジック・ブレインの認定パートナーとして、企業様へ訪問してTOiTOiとTENPiNを活用したコンサルティングや、社員様向けに定期的に1on1MTGなどを実施しています。

 

 はやみ|長浦さんは主にコンサルタントとして、企業の人に関わる課題を解決する支援をされていますが、2023年のLOGIC BRAIN AWARD※で発表していただいた経緯について教えていただけますか?

 

※LOGIC BRAIN AWARDとは

LOGIC BRAIN AWARDは、株式会社ロジック・ブレインが主催し、2019年から毎年開催されているイベントで、2023年10月28日に大阪市で第5回が開催されました。このイベントは、ロジック・ブレインのクラウドHRMシステム「TOiTOi」やクラウドCRMシステム「TENPiN」を導入している企業の中で、優れた活用事例を発表する場として位置づけられています。2023年度のテーマは「未来への勝利の鍵:変化するテクノロジーの力」です。

プレゼンターの方々には「パーソナル分析」を通じた人材や営業課題の解決方法について発表していただきました。イベントは、既存および導入検討中の企業様に再現性のある活用アイデアやヒントを提供する目的で開催されており、グランプリなどの各賞が選出されました。

長浦氏が登壇したロジック・ブレインアワードの様子はこちら

 

長浦 氏|4年間に渡り関わってきたお客様より、これまでの実績を一緒に発表して欲しいとお話をいただき登壇しました。

 

 はやみ|お客様からそのようなお声がかかるとは、成果が出ているだけでなく、とても信頼されているんですね。簡単に当時の発表内容について教えていただけますか?

 

長浦 氏|福岡県北九州市小倉にある国際志学園様の事例について、発表させていただきました。国際志学園様では2020年5月13日より、新入生に向けて、良好な人間関係をつくるための知識を身につけることを目的とした、人間関係やコミュニケーションに関する授業を開始し、その講師として、教壇に立たせていただいています。

 

 はやみ|その授業の内容の中に、TENPiN※の性格分析のメソッドが取り入れられているとのことですが、学生さんの反応はいかがですか?

 

※TENPiN

TENPiNは株式会社ロジック・ブレインが開発提供している、お客様の個性を分析し、ビジネスの拡大・成長につなげるクラウドのCRMサービスシステムです。生年月日を入力するだけで、営業やマーケティングで成果をあげるために必要な顧客情報を提供します。それにより自社の営業やマーケティングを支援します。

 

長浦 氏|元々、学生さんは人間関係に困ってないっていうところから始まりました。そこでまずは、社会に出たら一番の悩みが人間関係なんだよっていうことを、ずっと学生さんたちに伝えていましたが、入学した当初はなかなかイメージがつきにくい様子でした。

 

けれど、アルバイトや実習などで社会と関わる人間関係ができた時に、授業で習ってきたことが役に立ってると実感してもらえているようで、ようやく手応えを感じています。

 

TOiTOiで実現する効果的な1on1MTG実践方法とは

 はやみ|長浦さんは、国際志学園様だけでなく、他の顧問企業様でも、TOiTOiを活用して1on1MTGや導入支援を実施されていますが、コンサルタントとしてどのようにアプローチされているんですか?

 

長浦 氏|国際志学園様の例でお話をさせていただくと、国際志学園様では、直営の整骨院を運営されています。その直営店舗で社員やアルバイトとして勤務されている方に向けて、毎月1回外部から私が入り、1on1MTGを実施しています。この時にTOiTOiを活用させていただいています。

 

1on1MTG継続のための重要ポイント

 はやみ|整骨院で勤務されている方に毎月1on1MTGを実施するのは、最初は大変だったのでは?

 

長浦 氏|そうですね。毎月全員に行うということになると、時間の制約がある中でだったので、スケジュール管理はとても大変でした。特にスタートしたばかりの時は、1on1MTGの優先順位が低かったため、うっかり忘れてしまっていたなんてことが多かったです。それでも、根気よく定期的に続けました。

 

ただ、導入して今年で4年になるのですが、最初に年間計画として、1on1MTGのスケジュールを一年ごとに作るようにしたことで、スムーズに毎月実施できるようになりました。

 

今では、何時何分に誰と誰が1on1MTGをするっていう形で、各店舗で主体的にスケジュールを組んでもらえるようになり、私が、1on1MTGの席につくと、相手から自主的に話をしてくれるようになりました。

 

 はやみ|1on1MTGを導入しても、続かない企業が多い中、そのような状況を作れているのはすごいですね。1on1MTGを継続する秘訣はありますか?

 

長浦 氏|まずは、1on1MTGのスケージュールを決めることです。空いた時間にやるとか気が付いた時にやるとかでは、なかなか継続するのが難しいようです。うまくいっている企業様ほど、業務の一環として、1on1MTGの時間をきちんと取ってやっていらっしゃいますね。

 

 はやみ|確かに、空いた時間にやるとなると、業務が忙しければずっとできないですよね。他に何かありますか?

 

長浦 氏|あとは、1on1MTGは、長時間するのではなく15分から20分という時間を決めて、話す内容も、毎回違ったり、その時に思いつきでテーマを決めるのではなく。同じテーマで毎回掘り下げていくという形にする方が、上手くいく秘訣だと考えています。

 

TOiTOiを活用した1on1MTGの特徴

 はやみ|次に、長浦さんが1on1MTGで気をつけていることはありますか?

 

長浦 氏|話しやすい雰囲気を作るように心がけています。

 

 はやみ|具体的には?

 

長浦 氏|笑顔で元気に接することですね。相手のお時間をいただくわけですから、話しやすい環境を作れるように細心の注意を払うようにしてますね。

 

 はやみ|今回はインタビューなので、長浦さんの話を聞く立場なのですが、話をしていると、ついつい自分のことを話したくなりますね。他に何かありますか?

 

長浦 氏|1on1MTGの目的を明確に伝えることですね。そうしないと、面談で話したことが自分の評価に繋がっているならうかつに話せないとか、自分にとって何か不利なことがあったらどうしようとか不安に思ってしまうことも多いです。

 

 はやみ|そんな心境だと、せっかく1on1MTGをしても上辺だけの会話になってしまいそうですね。

 

長浦 氏|そうなんです。このような状況にならないためにも、働くことが楽しいと思える職場作りをやっているんだというように、企業側が1on1MTGを実施する目的を明確に伝え、心理的安全性※を確保できるように努めています。

 

※心理的安全性とは「対人関係においてリスクある行動を取った時の、結果に対する個人の認知の仕方」のことです。例えば「ネガティブに受け取られる可能性のある行動を取っても、このチームなら非難されることはない」と思えるなら、そのチームは心理的安全性が高いといえます。

 はやみ|長浦さんは、1on1MTGの際に、TOiTOiを活用されていますが、TOiTOiのどのような機能が1on1MTGの時にお役に立っていますか?

 

長浦 氏|1番は面談者の性格を分析できるところですね。目の前にいる面談者の性格が分かった上で1on1MTGを実施できる。この点はTOiTOiの他にはない強みだと思います。

 

 はやみ|事前に面談者の性格がわかるメリットはありますか?

 

長浦 氏|そうですね。特に初対面の場合だと、話を切り出しにくいこともあると思うんですね。このような場面で、事前に面談者のタイプが分かっていると、面談者にストレスを与えずに、話しやすい場を作れるようになることですね。

 

他にも、タイプごとに苦手なことや悩みがちなポイントがありますが、1on1MTGの中でそのポイントに関連する話が出てきた時に、具体的にどのように取り組んだらいいのかを提案できることもメリットだと思います。

 

 はやみ|なるほど!確かに、自分が悩んでいることについて、具体的にアドバイスがもらえると1on1MTGを積極的に活用したいという気持ちになりますね。だからこそ、国際志学園様のように自主的に取り組む社員が増えているのかもしれませんね。ちなみに1on1MTGを継続していくことで職場の雰囲気が変わったりとか変化がありますか?

 

長浦 氏|どうせ言っても無理というような空気感から、言いたいことが言える風通しが良い雰囲気に変化しているケースが多いと思います。例えば、何か発言をしたとしても、否定ではなく、肯定されるからこそ安心して発言できるようになるようです。それによって、チームとしてまとまりが生まれたり、誰か困っている人がいたら、みんなが力を貸してくれたりと組織にとってポジティブな効果が生まれていると思います。

 

 はやみ|これからも長浦さんは多くの企業様にコンサルタントとして関わっていくと思うのですが、どのような存在として関わっていきたいと思われますか?

 

長浦 氏|そうですね。知り合いとかに、どんな仕事をしているのと質問された時に、保健室の先生とスナックのママの中間っていう話をしてるんですよ。そうするとみんな、なるほどとか言ってくれるのですが。

 

 はやみ|友人や同僚ではないけど、気兼ねなく本音が話せる人ってことですかね。

 

長浦 氏|そうですね。ちょっと相談を聞いてくれたり、ちょっと背中を押してくれたり、そんな存在の人でありたいですね。

 

 はやみ|最後に、人間関係に困っていたり、もっと楽しい職場にしたいなと思っている企業様に向けて、何か一言いただけますか?

 

長浦 氏|職場の雰囲気が変化するには、時間がかかります。雰囲気に問題があるのなら、その問題を引き起こす原因が必ずあります。その原因を解消するのに、TOiTOiや1on1MTGは有効です。けれど、両方とも導入したからといって、すぐに解決できる訳ではありません。原因を解消するには、その原因が起こるまでにかかった時間と同じように時間が必要です。

 

だからこそ、問題解決に継続的に取り組んでいくために、私のような外部の人間の力を借りることが早道だと考えます。もしお困りのことがあれば気軽にお声をかけていただけたらと思います。

 

 はやみ|確かに、そうかもしれませんね!本日はありがとうございました。

 

まとめ

 はやみ|「保健室の先生とスナックのママの中間」という独自の立ち位置で、長浦氏は多くの組織のコミュニケーション改革を支援してきました。TOiTOiの性格分析機能を活用した1on1MTGの実施により、組織の風通しが良くなり、チームの結束力が高まるなど、具体的な成果が表れています。

 

しかし、職場の雰囲気を変えるには時間がかかるからこそ、外部コンサルタントとの協力が欠かせません。

 

株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

 

引用元:TOiTOi公式サイト

 

例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人的資本経営への最初の一歩をサポートします。

 

また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、長浦氏の豊富な経験と専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。

 

 

 

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