
2025年4月1日公開
【ユーザーボイス】学生の進路選択を劇的に変える!TOiTOi導入で学生の自己理解を高め、納得のいくキャリアへ選択をサポート中村学園大学短期大学部
学生の進路選択において、「自分に合った職業が分からない」「何が向いているのか確信が持てない」という悩みは多くの教育現場で共通の課題です。特に短期大学の学生は、在学期間が短いため、早い段階で進路を決める必要があります。
中村学園大学短期大学部キャリア開発学科では、この課題に対応するためにクラウドHRMシステムTOiTOiを導入しました。自己理解を深めることで、学生が自信を持ってキャリア選択ができる環境を整えています。本記事では、同学科の准教授である藤島淑恵先生に、TOiTOi導入の経緯やその成果についてお話を伺います。
基本情報
法人名:学校法人中村学園 中村学園大学・短期大学部
業種・業態:教育
所在地:福岡県福岡市
目次
自己理解不足の現状を打破!TOiTOi導入の背景
はやみ|まず、TOiTOi※導入前の課題についてお聞かせください。学生の進路相談を受ける中で、どのような問題を感じていらっしゃったのでしょうか?
※TOiTOi
TOiTOiは株式会社ロジック・ブレインが開発提供しているクラウドHRMシステムです。社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。
藤島 氏|学生の自己理解が不足している点が一番の課題でした。就職したいという気持ちはあるものの、自分がどのような職業に向いているのかが分からない学生が非常に多かったのです。
はやみ|なるほど。従来の自己分析ツールも活用されていたと伺っていますが、その効果はいかがでしたか?
藤島 氏|従来の自己分析ツールも使用していましたし、学生自身も自己分析を行うさまざまな機会があるのですが、学生が「本当に自分に合っているのか?」と納得できるものが少なく、結果的に活用しきれないケースが多かったです。深い自己理解には繋がらず、進路選択の指針としては不十分でした。
はやみ|指導する立場から見て、他にどのような課題がありましたか?
藤島 氏|学生一人ひとりの個性や強みを的確に把握し、それぞれに合ったアドバイスを提供することが難しかったですね。そのような中でより効果的な進路指導の方法を模索していました。
TOiTOiとの出会い:直感から確信へ
はやみ|TOiTOiを導入するきっかけは何だったのでしょうか?
藤島 氏|2023年11月に、私自身がTOiTOiの診断を受ける機会がありました。その結果に非常に感銘を受け、個性の違いを3つのタイプに分類する考え方に触れたことで、学生の個性をより理論的に理解できると感じました。これを学生の進路指導に活用することを決めました。
はやみ|先生ご自身がTOiTOiの診断を体験し、その効果を実感されたのですね。
藤島 氏|はい。自己理解が深まるだけでなく、他者理解にも繋がることが分かりました。これは学生の進路指導においても非常に役立つと確信しました。
個性分析で学生の可能性を拓く!具体的な施策とは
はやみ|実際にTOiTOiはどのように活用されたのでしょうか?
藤島 氏|まず、TOiTOiを活用した個性分析とセミナーを実施しました。自己理解を深める機会を提供しました。
具体的には、2023年12月に1年生148名(内133名が受検)に向けて、ビッグファイブ診断※を実施。その後、1月と2月に、コンサルタントの天神さんをお招きしてセミナーを実施しました。合計で53名の学生が参加しました。
※ビッグファイブ
ビッグファイブ分析は、1980年代に心理学者のルイス・ゴールドバーグ氏が提唱した性格分析理論です。誠実特性、調和特性、開放特性、外向特性、情緒特性の5因子の高低差によって性格を分析します。それゆえ5つの因子の高低差を見ることで、対象者の性格や特性を知ることができます。TOiTOiではビッグファイブ分析を取り入れているため、従業員の分析結果を一元管理することが可能です。
セミナー後に、学生からもっと深く学びたいという声があったため、第2回目を2024年6月に1年生141名(内135名が受検)と2年生145名(内125名が受検)を対象にして実施しました。翌月のセミナーには50名の学生が参加しました。
はやみ|セミナーを受講した学生さんの反応はどうでしたか?
藤島 氏|講座の満足度に関しては92%の学生がとてもよかったと回答、もっと深く学びたいか?という質問に関しては、とても学びたいと回答した学生が77%、学びたいと回答した学生は19%でした。
はやみ|学生さんの満足度はとても高いセミナーだったようですね。そのほかに診断とセミナーを実施して分かったことはありますか?
藤島 氏|セミナー後の自由記述のアンケートでは、就職活動や、職業選択、自己分析に活用したいと回答した学生が多かったです。また、3TYPE※について当てはまると回答した学生が多かったです。
※3タイプ
TOiTOi の独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。TOiTOi ではパッと見てわかるように、理性タイプは黄色、比較タイプは青、感性タイプは赤の3色を使って表示しています。
そのため利用者の方の中には、3つの色でそれぞれのタイプを把握されているケースが多々あります。理性タイプは「良い悪い」。比較タイプは「必要か不要か」。感性タイプは「好きか嫌いか」というようにタイプによって判断基準が異なります。対象者がどのタイプかを知ることで、価値観や大切にしていること、行動を起こす際の特徴などを知ることができます。それによりそれぞれのタイプに合わせて効果的にマネジメントやコミュニケーションが可能になります。
診断結果を分析して分かったこと!TOiTOiが浮き彫りにした学生の特性とは?
はやみ|TOiTOiの結果を基に、学習への取り組み状況を把握し、個別の指導方法を検討したということですが、具体的にどのような取り組みをしたのですか?
藤島 氏|まずは本学の学生の特徴を知るところからスタートしました。まずは3タイプで分類した場合、理性タイプの自然発生率※の35%に対して、本学の学生は理性タイプが37%、感性タイプの自然発生率の25%に対して本学の学生は30%と理性タイプと感性タイプの学生が多い一方で、自然発生率40%の比較タイプが、本学の学生は33%と少ないことが判明しました。
※自然発生率
3タイプは同じ比率で分かれるのではなく、理性タイプ35%、比較タイプ40%。感性タイプが25%で発生することが長年の研究から判明しました。そのため自然発生比率よりも多いタイプがそのグループ、集団を特徴づけているといえます。例えば、理性タイプが多い集団の場合、和気藹々とした雰囲気でアットホームな集団になる一方で、目標に対してなあなあになりやすい集団になりやすいというように、その集団の特徴を把握することができます。
はやみ|全体的に、理性タイプと感性タイプが多かったんですね。他に分かったことはありますか?
藤島 氏|ビッグファイブ診断の結果を集計したところ、本学の学生は情緒特性が高い学生が多く、その一方で誠実特性が低い学生が多いことがわかりました。
はやみ|これらの分析結果はどのように活用されたのですか?
藤島 氏|本学では全学生に対して、秘書検定を受験する取り組みを実施しているため、学習サポートへの取り組みについての分析を実施しました。
まず、確認テストの未受験や課題の未提出が0の学生は全体の39.2%で、タイプによる差はほどんどありませんでした。一方で複数回以上未受験未提出の学生は全体の33%、そのうち、理性タイプは37.5%、比較タイプは26.2%、感性タイプは35.0%とタイプによる違いがありました。
はやみ|一概には言えないかもしれませんが、比較タイプは、目標達成に向かって一直線に進む特徴があり、特に期限・ノルマ・目標が明確な分野で実力を発揮する傾向が高いです。
今回は、秘書検定合格という明確な目的を設定したことで、ノルマ、目標が明確な分野で実力を発揮できる比較タイプが多かったのかもしれませんね。
藤島 氏|次にビッグファイブでも同様に分析をしたところ、情緒特性が高く、外向特性が低い学生は未受験、未提出の回数が少ない傾向でした。特に0回は54.5%でした。
複数回以上未受験未提出の学生は情緒特性が高く、誠実特性が低い学生(57.6%)と調和特性が高く、誠実特性が低い学生(53.8%)に多いことが分かりました。そしてこれらの分析結果は「個性による秘書検定学習への取り組みの分析」として学会で発表しました。
はやみ|ビッグファイブの場合は誠実特性が低いと、未提出の割合が高くなりそうですね。この結果もなんとなく分かる気がします。分析結果を参考にして、効果的な受験サポートができそうですね。
藤島 氏|今後は、タイプ別の指導方法を取り入れることで、個々に合った学習指導が可能になると考えるため、より効果的な支援につなげたいです。
迷いから自信へ!TOiTOi導入後の学生の変化
はやみ|TOiTOi導入後、どのような成果がありましたか?
藤島 氏|就職活動中の学生へのインタビューを通じて、TOiTOiの診断結果がキャリア選択の一助となっていることの確認を行いました。
はやみ|具体的にはTOiTOiはどのように役に立っていましたか?
藤島 氏|12タイプ※でセキュリティタイプのある学生に対してインタビューを実施したところ1年生の秋から家族や友人に客観的な意見を求めて自己分析をしたり、ナビサイトの自己分析ツールを活用していましたが、合っている部分もあるけど、納得できないと思っていたそうです。
また、求める職場条件として「家賃補助があり一人暮らしが可能な職場」もしくは「実家からの通勤」で貯金ができる環境であること。また勤務地や休日は問わない。誰にでもできるが、自分に任せたいと思われる仕事に魅力を感じていました。
しかし、TOiTOiの診断結果で自分のタイプがビッグファイブでは1番高い因子が情緒特性で12タイプがセキュリティタイプと知り、診断結果から自分の力で「共感力」や「気配り」が強みであると自覚したことで、実は興味を持っていたけれど挑戦することを躊躇っていた葬儀業界へ挑戦し、内定を獲得しました。
※12タイプ
理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3タイプをさらに細かく分類したものが12タイプです。TOiTOiの独自分析により、オリジナルタイプ・セキュリティタイプ・フィーリングタイプ・スピードタイプ・パイオニアタイプ・パーフェクトタイプ・バランスタイプ・トラストタイプ・ドリームタイプ・パッションタイプ・リサーチタイプ・インスピレーションタイプの12タイプまで対象者を分析します。対象者の12タイプまで知ることで、より対象者の個性やタイプに合わせた対応が可能となります。
はやみ|セキュリティ タイプは和気藹々とした雰囲気を好んだり、人間関係をとても大切にする傾向があるので、そこから「共感力」や「気配り」が強みだと確信が持て、一歩踏み出すことができたってことですね。他のタイプの学生さんの例はありますか?
藤島 氏|これまでの分析結果から、営業職を志望し複数者の内定を獲得したフィーリングタイプの学生は、最終的に2社で迷っていました。
TOiTOiの診断結果から、自分では理性タイプだと思っていたが、比較タイプだったことが判明し、自分は仕事を選ぶ際に何を重視するのかを認識できました。そして、改めて内定をもらっている会社を比較検討した結果、最終的に就職する企業を自信を持って決めることができました。
はやみ|自分が人生において何を大事にしているか?を正確に把握できたことで、より納得感のある選択ができるようになったのですね。
ワンポイント!3タイプ(人生で大切にしていること)
理性タイプ、比較タイプ、感性タイプで、仕事やプライベートの場面で大切にしていることが異なります。
理性タイプ
理性タイプは『みんなで仲良く、和気あいあいと競争やケンカせずに、共に生活すること』を大切にしています。そのため、人柄が良い人と言われたいという気持ちが強いです。
比較タイプ
比較タイプは『誰にも文句を言われない、自分の世界を築くために、自分のペースで頑張ること』を大切にしています。そのため、仕事ができる人と言われたい気持ちが強いです。
感性タイプ
感性タイプは『いつも元気に光輝く成功者になるために、手っ取り早い方法を模索すること』を大切にしています。そのため、すごい人と言われたい気持ちが強いです。
藤島 氏|診断結果を通じて、自分に合ったキャリアの方向性を考えるきっかけが生まれ、就職先を選ぶ際の優先事項も明確になったと感じています。
また、自己理解が進んだことで、学生がより自信を持って将来設計に取り組めるようになったのも大きな成果ですね。さらに、タイプ別の指導方法を取り入れることで、個々に合った就職指導が可能になり、より効果的な支援につながりました。
はやみ|今後はどのように活用していきたいとお考えですか?
藤島 氏|今後の展開として、令和7年度は必修科目のカリキュラムとしてTOiTOiの受検及び、ビッグファイブと3タイプの特徴に関する授業を実施。それにより、学生が自分と周りの個性を知ることで人間関係を上手に構築できるようになったり、自分にはこれだ!と自信を持って職業選択ができるようになるだけでなく、自分の未来を自分でデザインできるようにサポートしたいと考えてます。
TOiTOiで未来を切り拓く!自己理解がキャリア選択のカギに
はやみ|学生指導でのTOiTOi導入により、学生たちは自己理解を深め、自信を持ってキャリア選択ができるようになりました。診断結果を通じて、自分の強みや価値観を明確にし、適職を見極める力を育むことができます。
また、企業選びの際にも、自分にとって何が重要なのかを把握し、納得感のある意思決定が可能になったようです。
株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。採用活動においても、TOiTOiを活用することで、学生の特性や適性をより深く理解し、よりマッチした人材採用が可能になります。
引用:TOiTOi公式サイト
また、採用後も例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人的資本経営への最初の一歩をサポートします。
また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、豊富な経験と専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。