2025年5月12日公開

【ユーザーボイス】若手職員の離職数が劇的改善!TOiTOi×1on1で築く働きやすい職場の秘訣とは 社会福祉法人松壽会様

採用難でなかなか人が集まらない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」「社員同士のコミュニケーションがうまくいかない」など、人事担当者が抱える課題は尽きないのではないでしょうか?

 

社会福祉法人松壽会様は、愛知県内で100名以上の職員を抱え、マ・メール保育園を3園運営されている法人様です。

 

TOiTOiの活用と定期的な1on1の導入により、マネジメントの質や組織力を大幅に向上させました。本インタビューでは、社会福祉法人松壽会様が抱えていた課題、TOiTOi導入の背景、そして組織にもたらした変化について、理事長の松下敦士様にお話を伺いました。

 

基本情報

会社名:社会福祉法人松壽会

所在地:愛知県名古屋市

業種・業態:保育事業

従業員数:110人

公式サイト:https://shouju.jp/

 はやみ|インタビューは動画でもご覧いただけます!

 

人間関係で退職してしまう職員を減らしたい

 はやみ|TOiTOi※を使い始めてから、どのくらいの期間が経ちましたか?

 

※TOiTOi

TOiTOiは株式会社ロジック・ブレインが開発提供しているクラウドHRMシステムです。社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

 松下 氏| 2024年から約1年ほどです。

 

 はやみ|TOiTOiを導入しようと思ったきっかけについて教えてください。

 

 松下 氏|休みを取得できるようにする、残業を持ち帰らずにすむようにするなど、職員の働く環境を整えていましたが、それでも年度途中に人間関係が原因で退職する若い職員が後を絶たない状況が続いていました。

 

この状況を改善する方法を探していた時に、偶然ロジック・ブレインの営業担当者の方とお会いし、TOiTOiの話を聞いて「これだ」と思い導入を決めました。

 

 はやみ|そうだったのですね。ちなみに、TOiTOiを導入しようと思った決め手はなんですか?

 

 松下 氏|TOiTOiなら、職員同士がお互いの事を理解する助けになると思ったからです。若い職員の離職する原因が2つあると考えました。まず1つ目が、職員の世代間ギャップが大きいことです。例えば、園長は60代で、職員の多くは20代や30代です。そのため休みを取得することに対する考えや価値観が異なることが原因でトラブルに発展してしまったことがありました。

 

 はやみ|たしかに、昭和と令和では、働き方に対する考え方は大きな隔たりがありますよね。

 

 松下 氏|2つ目が、職員は園児とのコミュニケーションが優先で、職員同士が同じ場所にいても話ができず、つながりがもてないことだと思いました。当園では、朝7時から19時まで園が開いている時間は、園児がいるため、職員だけの時間がなく、合間にとる休憩時間くらいしか職員同士で雑談できる時間がない状況が続いていました。

 

そのため、心理的安全性が確保できずに、お互いに対してストレスを感じているようでした。その結果、特に若い職員の離職が続いていると考えていました。

 

 はやみ|なるほど。

 

 松下 氏|この状況を打開するために何かできることはないかなと思っていたタイミングだったため、TOiTOiの話を聞き、これだと思い導入に踏み切りました。

 

TOiTOiと1on1で若手職員の離職数が大幅改善!

 はやみ|TOiTOiを活用してどのような施策を実施されましたか?

 

 松下 氏|まずは、職員全員に対して、TOiTOiの性格診断を実施し、その結果を各職員に共有しました。

 

 はやみ|分析結果を見た、職員の方の反応はどうでしたか?

 

 松下 氏|分析結果を見せ合って「この部分は当てはまっている」と話して、盛り上がっていました。また、園長から主任までは、全職員の診断結果を全て共有したため、職員に対する理解の助けになっていると思います。

 

 はやみ|診断結果を見せ合うと、自分との違いに気がつきやすくなるので、お互いの価値観を知ることにつながりますよね。ところで導入当初から1on1に取り組んでいると聞いたのですが、どのように活用されているのでしょうか?

 

 松下 氏|主任、副主任とスタッフの組み合わせで、2ヶ月に1回、まずは15分から1on1を導入するようにしました。そして現在は1ヶ月に1回の頻度で実施しています。

 

 はやみ|忙しいと1on1ミーティングはリスケになったりして、続かないケースが多いのですが、導入当初から頻度が増えたんですね。それは、成果が出ているということですか?

 

 松下 氏|その通りです。スタッフ同士だけでなく、スタッフと主任、副主任との関係性が改善して、つながりができてきたように感じます。1on1ミーティングを導入後、しばらくして、園を訪問した際に、以前は職員室に入るとピリピリした緊張感が漂っていたのが、緊張感がなく、穏やかな雰囲気に変わっていました。

 

 はやみ|大きな変化ですね。

 

 松下 氏|雰囲気の変化は、スタッフ同士だけでなく、スタッフと主任、副主任との距離が近くなってきたおかげだと考えています。他にも、スタッフと主任、副主任との繋がりができてきたことで、突然の離職が減りましたね。また、スタッフから「自分達は仲がいいです」と言った言葉が聞こえてくるようになったことも大きな変化ですね。

 

 はやみ|1on1ミーティングを継続していった成果が、現れたということですね。ちなみに、1on1を継続していくために工夫していることはありますか?

 

 松下 氏|園長、主任、副主任がシフトをみながら、1on1ミーティングの予定を組むようにしています。また、安心してプライベートの話ができるような空間を作るようにしています。

 

 はやみ|安心して自分の本音を話せそうですね。

 

 松下 氏|忙しい時でも、ベランダや空いているホールなどといったスペースを上手く活用して、どの園でも1on1ミーティングを継続してくれています。

 

 はやみ|主任の方に対する1on1ミーティングは、松下さんが実施しているとお聞きしたのですが、主任さんに対して、何か変化を感じていますか?

 

 松下 氏|そうですね。「以前は、私(理事長)や園長に対して、話かけにくいと思っていたけど、話かけやすくなった」と言われました。

 

 はやみ|たしかに、コンスタントにコミュニケーションをとっていると、話しかけやすくなるようですね。きっと、松下さんと主任さんだけでなく、主任さんや副主任さんと、スタッフさんも同じように話しかけやすくなっているでしょうね。

 

 松下 氏|1on1ミーティングを導入する前は、先生たちだけの時間がほぼなく、隙間時間に少し話す程度で、雑談できる時間がない状況でしたが、とにかく職員同士がコミュニケーションを取る手段を、1on1ミーティングという形で強制的に時間を作ったことがよかったと思います。

 

 はやみ|1on1を導入する前は、若い職員の離職が多いということでしたが、離職者は減りましたか?

 

 松下 氏|1つの園の職員数は30人程度で、年度末での退職は変わらず、2〜3人程度、引っ越しなど、プライベートが理由で退職することが多く、そこは変化がありません。しかし毎年、年度途中で3〜4人が離職していたのが、1人程度まで減りました。

 

特に年度途中での退職理由のほとんどが、職員同士の人間関係です。年度途中での離職者が減ったということは、TOiTOiを活用した1on1を実施したことで、人間関係が改善した結果だと考えています。

 

1on1ミーティングの進化でチームが変わる!次なる職場改善の一手

 はやみ|1on1ミーティングを継続した結果が、如実に現れているということですね。今後はどのように取り組んでいきたいとお考えですか?

 

 松下 氏|1on1ミーティングができる人を増やしていくことで、つながるポイントを増やしていき、今まで以上に職員同士の横のつながりを強固にしたいと考えています。

 

現在はスタッフの1on1ミーティングは主任や副主任が行っていますが、主任や副主任の役割を、中間層のスタッフが担えるようにしていく予定です。よりスタッフと年齢が近い、中間層のスタッフが話を聞くことで、今以上に横の連携ができるようになると期待しています。

 

 はやみ|そうなんですね。ちなみに、中間層のスタッフさんがスムーズに1on1ミーティングができるように何か準備されているのですか?

 

 松下 氏| スタッフに1on1ミーティングをするように依頼した際には、「どのように1on1ミーティングをしたらいいのか?」と言った声が上がっていました。そこでまずは、1on1ミーティングを実施するための講習を行ってから、スタートする予定です。

 

 はやみ|園が中心となって、1on1ミーティングを実施できる環境を積極的に作ってくれているのはスタッフさんにとっても安心材料になりそうですね。次に、TOiTOiを活用して今後取り組んでいきたいことはありますか?

 

 松下 氏|TOiTOiの推奨リスト※ですね。実は、とある園での話ですが、伊瀬知さん(担当コンサルタント)から園長や主任に向けてTOiTOiの説明をしてもらった際に、推奨リストに名前が上がっているスタッフに対して、今月積極的に話しかけるようにアドバイスするようにいただきました。実はその名前が上がっていたスタッフは、ほぼ全員、園長や主任が気にかけていたスタッフだったため、驚いたという出来事がありました。

 

※推奨リストとは

TOiTOiの独自分析により、該当月に優先的に1on1ミーティング、もしくはコミュニケーションを実施すべき対象者をピックアップ

し表示する機能です。それにより優先的にコミュニケーションをとるべき従業員を把握できます。

 はやみ|園長や主任の方からすると「どうして分かったの???」ですよね。

 

 松下 氏|だからこそ、今後はTOiTOiの推奨リストを園長や主任などがすぐに閲覧して、活用できるような環境を整えたいですね。

 

 はやみ|他には何かありますか?

 

 松下 氏|導入して1年程度のため、まだまだ3タイプなどそれぞれのタイプに関する職員の理解が進んでいないため、今後はお互いの性格や個性の違いがわかるようにしていきたいと考えています。

 

 はやみ|具体的にはどのように取り組みをする予定ですか?

 

 松下 氏|2025年の3月から業務用アプリの各自のアイコンに、3タイプ※黄色、青色、赤色のそれぞれの色をつけることで、普段の会話の中に、3タイプの話が出るようにしていきたいです。

 

※3タイプ(理性・比較・感性タイプ)

TOiTOi の独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。TOiTOi ではパッと見てわかるように、理性タイプは黄色、比較タイプは青色、感性タイプは赤色の3色を使って表示しています。

 

 

そのため利用者の方の中には、3つの色でそれぞれのタイプを把握されているケースが多々あります。理性タイプは「良い悪い」。比較タイプは「必要か不要か」。感性タイプは「好きか嫌いか」というようにタイプによって判断基準が異なります。対象者がどのタイプかを知ることで、価値観や大切にしていること、行動を起こす際の特徴などを知ることができます。それによりそれぞれのタイプに合わせて効果的にマネジメントやコミュニケーションが可能になります。

 はやみ|それぞれの性格や個性が今まで以上に浸透することで、職員の方たちの人間関係がどんどん改善して行きそうですね。今後がとても楽しみです。また、お話を聞かせてください!

 

TOiTOiの活用で、今より働きやすい職場づくりを実現しませんか?

 はやみ|TOiTOiと定期的な1on1の導入により、社会福祉法人松壽会様では職員同士の理解が深まり、組織の結束力が強化されました。その結果、離職率が大幅に改善され、職場の雰囲気も良くなっています。

 

引用元:TOiTOi公式サイト

 

株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

 

例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人体資本経営への最初の一歩をサポートします。

 

また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。

 

 

 

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