2021年4月21日公開

『人事と採用のセオリー』曽和利光著ー第2回今月、読んでおきたい本ー

「今月、読んでおきたい本」では、毎月、今だからこそ読んでおきたい書籍をご紹介します。

 

第2回目となる、4月は 株式会社ヒューマンファースト代表取締役山本 陽亮(やまもと ようすけ)氏より、『これから時代に求められる人事になるために読んでおきたい一冊』を紹介していただきました。

 

『人事と採用のセオリー』曽和利光著

タイトルの通り、人事に携わる人が知っておくべき原理・原則を紹介した良書。

 

「採用」なら「採用」だけ、「人事制度」なら人事制度だけを扱う書籍が多い中で、

この本は、「そもそも、人事の役割とは何か」から始まります。

 

そもそも、人事が担う機能は、「採用」「育成」「配置」「評価」「報酬」「代謝」と6つあり、これらを全体で見て一貫性を持っていなければ、機能しません

 

しかしながら、多くの日本企業では、「採用」だけ、「育成」だけとバラバラにやっているのが現状です。

 

だからこそ多くの人事担当者にこの一冊を手にとっていただくことで、「採用バカ」などの組織の一部しか見られない専門バカを量産する歯止めになればと願います。(笑)

 

コロナのみに限らず、これからますます時代の変化が激しくなる中、原理・原則を知らずして、変化に合わせた、ましては時代に変化に先駆けた対応などできません。

 

ぜひ、人事の原理・原則を学び、組織全体を見る視点を持っていただく機会になればと思います。

 

書籍詳細

 

 山本 陽亮(やまもと ようすけ)

株式会社ヒューマンファースト代表取締役
10大商社から7大商社に集約される際、人事部長としてリストラせざるを得ず苦しむ父を物心ついた頃に見て育ったことから、大学卒業後は日本経営グループで組織人事コンサルティング、その後、株式会社リクルートで営業リーダーに従事。リクルートに在籍時には、Panasonic社より個人(毎年倍率200倍以上)・法人表彰の2賞を3年連続受賞し殿堂入り。 また通算でMVPを5回受賞。2011年株式会社ヒューマンファーストを設立し、「採用・定着・戦力化」を通して経営理念・戦略を実現できる組織人事コンサルティング展開し、現在に至る。

この記事のすべてのタグ