2023年12月5日公開
LOGIC BRAIN AWARD2023ー未来への勝利の鍵:変化するテクノロジーの力ー
ロジック・ブレインの提供するシステムは、実際の現場でどんなふうに活用されてるのかな?と思われている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回。LB MEDIA編集長のはやみが、LOGIC BRAIN AWARD2023のイベントに潜入!今回の参加企業は6社。クラウドHRシステムTOiTOiとクラウドCRMシステムTENPiNを活用しどのような成果が出ているのか?プレゼン形式で行う事例発表を現場からお伝えします!
目次
LOGIC BRAIN AWARDとは
はやみ|株式会社ロジック・ブレインが主催し、2019年より年に1回開催するイベントLOGIC BRAIN AWARD。5回目になる今年は、10月28日に大阪市で開催されました。
はやみ|弊社が開発する社員一人ひとりを理解することで強い組織をつくるクラウドHRMシステム「TOiTOi」と、顧客を深く理解することで営業力を最大化するクラウドCRMシステム「TENPiN」導入企業の中で、社内活用事例の秀でた企業にスポットを当て、プレゼン形式でその内容を発表してもらい、グランプリなど各賞を決定しました。
すでにこれらのシステムを導入している企業様、あるいは導入を検討している企業様が、活用事例や実例を知ることで、再現性の高いアイディアやヒントを共有してもらいたいという目的で開催しています。
今年のテーマは 「未来への勝利の鍵:変化するテクノロジーの力」 このテーマのもと、プレゼンターの方々がどのように「パーソナル分析」を駆使して組織内の「人」の問題を解決に導いたのか、その具体的な事例を発表していただきました。では、早速グランプリを受賞した安丸氏の発表からみていきましょう。
成約率1.3倍、顧客単価1.5倍、利益3倍!数字に直結するタイプ別クロージング方法とは
はやみ|今回グランプリを受賞したのは、株式会社CONNECTER代表取締役 安丸涼平氏です。TENPiNの営業をしている中で「営業方法をマニュアル化したいけど方法が分からない」「新人がすぐにでも売れるようになる仕組みが欲しい」といった悩みを抱えている企業や、実際に営業の現場で「優秀な人材が辞めてしまった時に穴が大きい」「若い人ほど、なかなかな続かない」といった問題に直面している企業を見てきた安丸氏。今回はこのような現状を打破する手段について、実際に事例を元にお話していただきました。
TENPiNを活用した売れる組織の作り方
安丸 亮平氏|今回はとあるデザインスクール会社の例を元に、お話をさせていただきます。デザインスクールでは研修前に下記の3つの課題を抱えていました。
・顧客分析に時間がかかる
・成約率が安定しない
・売上が安定しない
そこから、3ヶ月で成約率が1.3倍、ROI※が4倍、顧客利益が1.48倍、営業利益が2.96倍と改善しました。このような成果を出して数字を上げるために、まずは、顧客のタイプ分析をし、タイプごとに何をすればいいか?A4一枚にまとめ、チェックリスト化。同時に、タイプに合わせてセールスフローを構築することで、個人の営業力の強化を図りました。
※ROI
投資した費用に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標です。ROIの数値が高いほど、投資効果が高く、成功している投資ととらえることができます。
次に組織としての生産性をあげるために、数字化をしました。具体的には各営業担当者の一人当たりの成約率と平均顧客単価を算出し、さらに3タイプごとの成約率と平均顧客単価を算出します。
安丸 亮平氏|例えば、営業担当者のAさんの顧客を3タイプに分類した際に、比較タイプの顧客が多かったとします。そして、営業担当Aさんに対して、個々のタイプに合わせて適切な営業戦略を実行できるように、個別のフィードバックを行います。
さらに、チーム内でナレッジシェアを実施しました。具体的には、毎月各タイプのトップに賞状を渡し、顧客に対してどのような対応をしたのかを共有しました。それによりチーム内で、3タイプごとにより顧客に対してどのようなアプローチやクロージングをしたらいいのか?知見を蓄積していく環境を整えました。
また月毎にタイプ別のトップに賞状を渡し、モチベーションUPを図りました。これらの取り組みにより、営業に再現性を持たせ、成長する営業組織を作ることができました。
はやみ|再現性が高く、新人でも成果が出せる環境を整えることは、今後全ての営業組織において欠かせないのではないでしょうか?今回の安丸氏のお話を聞いて、TENPiNを活用した営業方法がもっと多くの企業に導入されることで、売れずに悩む営業担当者だけでなく、部下をどのように指導していいか分からない管理職が減るのではと心から思いました。売れる組織の作り方に興味がある方は、ぜひ参考にしてください!次はCRM部門大賞長浦氏の発表をみていきましょう。
教育業界初!ロジック・ブレイン「TENPiN」を専門学校のカリキュラムとして導入
はやみ|CRM部門大賞は、K24株式会社 代表取締役 長浦言実氏です。今回、学生が幸せになるためには、良好な人間関係をつくるための知識を身につけて欲しいという理事長の想いから、学校法人国際学園グループが運営する九州医療スポーツ専門学校の全ての学科(保健体育)で、ロジック・ブレインの授業を導入。それによって起こった変化についてお話しいただきました。
学生は人間関係に悩んでいない!?
長浦 言実氏|国際学園では「学生が幸せになるためには、良好な人間関係をつくるための知識を身につけて欲しい」という理事長の想いから、保健体育の授業の中にある、生涯スポーツトレーナーに導入を決め、2020年5月13日よりスタートしました。そして今年で3年目が終わり、新入生の997名が履修完了し、2025年5月より九州CTB理容美容専門学校でも導入が決まりました。
長浦 言実氏|高校を卒業したばかりの新入生に対して、授業を実施。一年目は新入生319名が履修を完了しました。ちょうどこの時期はコロナの真っ只中。全員がマスクをしていて、表情が分からず、興味を持っているのかどうか分からない状況の中、試行錯誤しながら授業を進めていました。そしてこの時初めて、授業を受けている学生の多くは、人間関係に困っていないことに気がつきました。
2年目からは人間関係に悩んでいない学生に対して、興味を持ってもらうために授業の進め方を変えました。
具体的には、一方的にカリキュラムの内容を伝えるのではなく、主体的に取り組んでもらえるように、授業を通じて自分取り扱い説明書を作成する流れにしました。また、お互いの分析結果をシェアする時間を取ることで、お互いの個性を理解できるように促しました。
さらに、授業以外でもロジック・ブレインに触れることができるように、生徒全員にTENPiNをいつでも利用できる環境を整えました。
このように2年目からは学生が主体的に学べ、活用できる環境を整えました。その結果学生さんより下記のような感想をいただきました。
・本当にすごいと思ったと同時にもっと早く出会いたかった
・困った時などに思い出して参考にしたい
・相手の気持ちやタイプを考えたりしながら関わっていくことが大切だと思いました
・一人ひとり個性がありとても面白かった、その個性や価値観を大切にしていきたと思いました
・父は経営者ですが、最近、従業員の扱いに困っていたのでロジック・ブレインをすすめてみようと思った
・自分と向き合う良い機会となりました
・相手の性質を理解し、人間関係をより良い報告にもっていく大切さを学べた
長浦 言実氏|一年目の授業が終わった時点では、学生は人間関係に悩んでいない、関心がないと思っていましたが、間違っていました。こちら側のアプローチ次第で興味を引き出すことができました。今後は、学生が卒業した後も、いかに継続的に活用できるようにしていくか、ということが課題と考えています。
はやみ| 自分と世代が違う部下や後輩との関係に悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?特に下の世代との関わり方に悩んでいる方も多いと思います。今回の長浦さんの発表の中に、自分よりも下の世代と付き合う、良い関係を築くヒントがたくさんありましたね。ぜひ、参考にしてください。次、HR部門受賞の坂下氏の発表をみていきましょう。
「使い方で花開く」次世代型士業の事務所運営の在り方とTOiTOi活用法
はやみ|HR部門大賞は、株式会社ライフビジョンコンサルタンツ代表取締役、社会保険労務士事務所代表 坂下信也氏です。
AIやITの台頭により、社会保険労務士事務所を始めとした士業事務所は今後ますます淘汰されるでしょう。そのような時代の中、AIやITに使われる側ではなく、それを使いこなす側になることでこれからの可能性は大きく変わります。今回の発表では、TOiTOiを駆使して、普通の社労士事務所から自走できる組織ヘ大きく変貌した4年間の軌跡についてお話いただきました。
株式会社ライフビジョンコンサルタンツとは
「社労士に資金繰りや財務のことも一緒に相談できればいいのに」「労務管理と会計のシステムを別々に入れて効率が悪くなった」といった、全国の中小企業経営者が抱えるこんなお悩みを、IT社労士がワンストップでサポートします。
株式会社ライフビジョンコンサルタンツ公式サイト:https://lv-consultants.jp/
普通の社労士事務所から、自走できる組織へと変貌
坂下 信也氏|ある経営者に「人を雇ったことがない人間に本当の人の悩みは分からない」と言われたことで、今までの事務所経営を大転換しました。
その結果、普通の社労士事務所から、自走できる組織へと変貌を遂げるだけでなく、2019年から売上が4.64倍アップ3,619万円、顧客単価は2.48倍51,863円にアップ。合わせて人員が0人から11人に増え、人が人を呼ぶ組織へと変化しました。
第一期:人員拡大期(0人→4人)
坂下 信也氏|まずは人を雇用することからスタートしました。同時期にロジック・ブレインを導入していたため、活用しながら人員を増やしていきました。パーソナリティ分析を実施したところ自身が3タイプ※では理性タイプだったため、比較タイプにターゲットを絞ってハローワークへ求人を出しました。この時に、比較タイプに響くように求人票を工夫しました。
※3タイプ
ロジック・ブレインの独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。理性タイプは「良い悪い」。比較タイプは「必要か不要か」。感性タイプは「好きか嫌いか」というようにタイプによって判断基準が異なります。顧客がどのタイプかを知ることで、消費行動を起こす際の特徴が分かり、それにより提案の仕方や接客の際に重視することなどを把握できます。
坂下 信也氏|具体的には、他の社労士事務所と異なり、比較できる部分をキーワードとして盛り込み、給与の基準を明確に提示。これらの工夫により、早い段階で比較タイプを中心とした4人を採用できました。
これで順風満帆に事務所経営ができると安心していたところ、人に対する課題にぶつかりました。
第二期:充実期(4人→6人)
坂下氏|第二期のタイミングで、一人ひとりの業務に対して、指示を出したり、確認したりする必要が出てきてしまいました。その結果、人を採用したにもかかわらず、自分の業務が減らないという課題が生まれました。そこで、仕事の役割(4タイプ)※にフォーカスして、組織を分析したところ役割が全く噛み合っていないことに気がつき、そこで仕事の役割のバランスを整えることに注視して採用活動を行います。
※仕事の役割(4タイプ)
ロジック・ブレインの独自分析により、3タイプとは別に、仕事での役割を基準に対象者をイノベーター・ネゴシエーター・プランナー・プロデューサーの4つのタイプに分類します。4タイプを知ることで、意思決定のスピードや組織行動における役割や能力を把握できます。
第三期:自走できる組織づくり(6人→11人)
坂下 信也氏|仕事の役割に着目して採用したことで、組織が噛み合っているような自覚が生まれました。同時にそれぞれの特性を活かした仕事を振るようにしたことで、スタッフと連携が取れるようになり、その結果、組織が機能するようになりました。そこで、次は自走できる組織づくりを目指しました。
坂下 信也氏|このようにスタッフの特性に合わせて、業務を振ることで、リファラル採用が増加し、その結果人が人を呼ぶ組織へと変貌しました。
はやみ|スタッフ0から短期間で自走できる組織を作りあげるには、スタッフ一人ひとりを深く理解し、それぞれの特性に合わせた、役割を与えることや、指示を出すことがとても大事だと気づかされました。今後の目標は売上1億円。そのため感性タイプの採用と、再現性の立証。そして4年間で得た知見を元にTOiTOiを活用した人材活用をクライアントに提供できるように目指しているそうです。日本中に自走できる組織が増えることを期待したいですね!次は優秀賞の受賞者の発表をみていきましょう。
属人的マネジメントから組織マネジメント体制へーTOiTOiによる戦略的人財活用術ー
はやみ|優秀賞一人目は、株式会社Colors代表取締役CEO 角前壽一氏です。バーチャルアシスタントサービスタスカル TASKARを運営する中で、社長一人が属人的にスタッフを評価し、勘に頼ったマネジメントを進めていく限界を感じていた時にTOiTOiを活用。それにより、社長の属人性がなくなり、組織が自走するマネジメント体制へと変化することで、事業成長が大きく進んだ半年間の成長ストーリーについてお話していただきました。
バーチャルアシスタントサービスタスカル TASKARとは
忙しい経営者に代わり、優秀なオンラインアシスタントが仕事をサポートするオンラインアシスタントサービスです。秘書・経理・総務バックオフィス業務だけでなく、専門スキルが必要な仕事まで幅広くオンラインで業務をサポートします。
タスカル公式サイト:https://taskar.online/
社長一人の属人的マネジメントからの脱却
角前 壽一氏|TOiTOiの導入前は、スタッフの個性把握ができないことで最適なマネジメントができず、超属人的な勘で、意思決定をしていました。その結果、評価の精度が低くなってしまい、失敗経験からしか改善の手立てを組み立てることができませんでした。
そこで当初はTOiTOiとは違う別のマネジメントツールを導入していました。しかしながら、現状把握ができるようになったものの、対処方法が分からず、アクションプランが立てられない状況が続いていました。つまり、悪いところは見つかったけど、どのように対処すればいいか分からない=改善できない状況に陥りました。そのような中でTOiTOiと出会い、下記の取り組みを実施しました。
◉6ヶ月先のチームプランを策定
全メンバーにTOiTOiのアンケートに回答してもらい、その結果を元に、組織稼働率を考慮した上でチーム分けを実施。
◉個々のスタッフの特性把握
TOiTOiの分析結果を元に、個々のスタッフの特性と上司との相性を把握ができるエクセルシートを作成。
◉期待行動の策定
職位ごとに期待行動をコンピテンシーから策定し、次に職位に上がるためにどのような行動をすべきか明確化。
◉1on1の定例化
職位ごとに1on1の項目を策定し、コンピテンシーを含めて定期レビューを実施。
角前 壽一氏|TOiTOiを活用することで、各チームリーダーに目指すべきゴールを示すことができるようになりました。それだけでなく、TOiTOiの分析結果を元に、職位ごとに1on1の項目を策定したことで1on1のレビューの品質を保ちつつ、定点観測することで、変化を確認できるようになりました。
今まで社長一人で行っていたマネジメントをチームリーダーに委ねることで、長期的戦略策定のための時間を確保できるようになりました。その結果この半年で、売上とスタッフが倍増、それだけでなくマネジメントメンバーが自発的に行動することになったと感じています。
はやみ|今後、10,000社のサポートを10,000人のスタッフで対応できるようにするために、TOiTOiを活用して組織リーダー1000名体制を目指すそうです。すぐに実現しそうですね。
評価基準が属人化してしまうと、評価に納得できず、徐々にスタッフのモチベーションが下がってしまうだけでなく、結果、売上ダウンや離職率のアップに繋がってしまいます。だからこそ、企業が永続的に成長して行くためには、透明性の高い評価基準や、評価者によって評価が左右されない仕組みづくりは重要ですね。角前氏の今回の発表にはそのヒントがたくさんありそうですね。
TOiTOiだからできる本物の最幸組織の作り方
はやみ|優秀賞二人目は一般財団法人タヤマ学校代表理事兼校長 矢崎哲也氏です。23年間人財育成の世界に身をおく中で、研修で成長のきっかけを提供できても、継続や定着ができない悩みがあったそうです。その悩みを解決する手段としてクライアント企業でTOiTOiを導入し、起こった変化についてお話していただきました。
一般財団法人タヤマ学校(以下タヤマ学校)とは
陽明学と(人間関係学)及びタルムード(生きた知恵と方法論)をバックボーンとし、組織の「存在意義」と個の「存在理由」を明確に掘り起こし、社長から社員までが自律して、自発的に行動し、「共創組織」を創り上げることを目的とし、企業向けに各種研修を実施しています。
一般財団法人タヤマ学校公式サイト:https://tayama.co.jp/
TOiTOiを導入したことで、売上アップと離職率がダウン
矢崎 哲也氏|今回TOiTOiを導入したクライアント企業は、人財育成と定着率に関する課題を抱えていました。具体的には、社員がタヤマ学校の研修に参加したことで、一人ひとりは成長しているが、組織として活用しきれていないこと。そして、売上は伸び続けている中で新たな人材を採用しているにも関わらず、創業以来社員数が変わらないことです。
そこで、TOiTOiの組織分析を活用して、人材配置を見直し、組織稼働率※が70%を超えるように配置転換を行いました。また。コンピテンシーを活用し、成績上位者と下位者を比較して、育成項目の優先順位を決めることにしました。
※Keyword 組織稼働率
個人の特性を分布図に当てはめ、組織全体の人材配置を可視化すること。稼働率とは株式会社ロジック・ブレインが独自に開発した分析方法で、売上や職場の雰囲気がリーダーによって変化する様子を数値化したものです。
矢崎 哲也氏|この時に「AIなんかに一緒に働くメンバーを選定してもらいたくない」「営業の仕事は何をやっても結果を出す人は出すし、出せない人は出せない」といった反発が出てしまいました。そこで、社長と相談し、人財育成のための5つの取り組みを実施しました。
①クローザー(管理者)自身の個性分析をもとにした勉強会を実施
②部下の個性の認識と活かし方のミーティング
③テレアポ成功への虎の巻(チェック表)作成
④虎の巻を活用した、テレアポ能力の自己診断
⑤自己診断をベースに育成計画の作成と1on1を実施
矢崎 哲也氏|その結果、TOiTOi導入から1年弱で売上金額が、1,503,471,500円(2022年3月)から1,639,976,100円(2023年3月)と約1億3千万円アップ、個人成績も軒並み向上しました。また、離職率が、62.6%から21%にダウンし、41.6%となりました。特に離職率が50%を切りました。
はやみ|今いる人材をいかに活用していくかは、今後企業にとって大きな課題です。その手段として、従業員向けの研修を実施している企業も多いと思います。しかしながら、個人の成長を組織の成長に活かせないケースが多いのではないでしょうか?今回の発表から、TOiTOiが個人の成長だけでなく、組織の成長に寄与することがわかりました。
矢崎氏自身もタヤマ学校の研修を完成させるためには、TOiTOiの活用が欠かせないと感じたそうです。これからもタヤマ学校の研修を通じて、より多くの企業が最幸の組織になっていくといいですね。
ビッグファイブ分析の活用で学生に起こるBefore&After
はやみ|優秀賞最後の受賞者は、株式会社V3代表取締役 中川コーイチ氏です。大阪産業大学、摂南大学、阪南大学、神戸市外大など多くの大学で学生向けにキャリア支援をしています。その中で、自己分析における科学的根拠が欲しいと考えていた時にTOiTOiに出会い、学生向けの授業でビッグファイブ分析※を導入したことで、学生にある変化が起こりました。
※ビッグファイブ分析
ビッグファイブ分析は、1980年代に心理学者のルイス・ゴールドバーグ氏が提唱した性格分析理論です。誠実特性、調和特性、開放特性、外向特性、情緒特性の5因子の高低差によって性格を分析します。それゆえ5つの因子の高低差を見ることで、対象者の性格や特性を知ることができます。TOiTOiではビッグファイブ分析を取り入れているため、従業員の分析結果を一元管理をすることが可能です。
株式会社V3とは
変身応援カンパニーというミッションを掲げ、就職を目指す学生、就活を支援する大学のキャリアセンターや学生課などの教育機関、そして採用活動を行なう企業の3者がVictory(勝利)を勝ち取るためのサービスを提供しています。
株式会社V3公式サイト:https://v-3.biz/
ビッグファイブ分析で自分を知った学生に起こった変化とは!
中川 コーイチ氏|就活や学業に「やる気が起こらない」、そもそも自分に対して「自信が持てない」と下を向く学生達のモチベーションを引き出すために、授業の中でビッグファイブ分析を活用しました。
その際に、運の良い人間の特徴を、ビッグファイブ分析で解剖して解説し、学生たちに運のいい人を目指そうと提案しました。
外向特性が高い
→多くの人との出会いに恵まれる
開放特性が高い
→ダメもとで行動できる
情緒特性が低い
→リラックスしている
中川 コーイチ氏|合わせて、全員にビッグファイブ診断を2回実施し、変化を可視化させました。その結果、学生に下記のような変化が起こりました。
◉大阪産業大学/工学部3年生
外向特性と調和特性がCから一つ上がりBになりました。これで満足するのではなく、さらに多くの人と関われるように努力を続けたいです。また、ビッグファイブを2回行い、誠実性は変わらずAだったので、計画を立てた多くのことに挑戦したいです。
◉大阪産業大学/工学部3年生
ビッグファイブでは、情緒特性がAからBになっており、あまりビビらなくなったことが分かりました。元々開放性が高く、好奇心旺盛で色々な物事に興味が湧くので片っ端から調整していきたいです。そして、その経験を元に就活や社会生活で活かしていきたいです。
中川 コーイチ氏|全15回の授業のうち、2回目と14回目にビッグファイブ診断の結果から、自分の成長を可視化することで、前向きな気持ちや、自信が生まれました。
はやみ|学生さんたちの言葉からも、自信や、前向きな姿勢が感じられますね。SNSが当たり前の現代は、学生さんだけでなく大人もついつい他人と比べて、自分に対して自信がなくなってしまうこともあります。だからこそ、自分の心の成長を客観的に確認して、自信を取り戻すことはとても大事ですね!
中川氏の授業でたくさんの学生さんたちが変身していくのがこれから楽しみです。また、ロジック・ブレインが提供するTOiTOiとTENPiNについては、下記よりお問合せください。
まとめ
はやみ|今回は第5回目となるLOGIC BRAIN AWARD2023の事例発表について紹介しましたが、いかがでしたか?HR部門、CRM部門ともにお客様やスタッフの個性を知ることで、成果につながることがよく分かる事例ばかりでした。
皆さんの会社でも取り組むことができることもあったのではないでしょうか?ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
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LOGICBRAIN AWARD2023登壇者が語る。
「驚くほど成果が出る、パーソナリティ分析のリアル。」
ロジック・ブレインのクラウドツールTENPiNとTOiTOiを活用し、驚きの成果が出た方々。導入前の課題、導入後の成果をまとめました。