2022年11月8日公開

個性に着目してマネジメントをすると組織はどう変化する?LOGIC BRAIN AWARDのプレゼンターに根掘り葉掘り聞いてきました!その1

えるビー|株式会社ロジック・ブレインでは、毎年LOGIC BRAIN AWARDを開催しています。今回、過去プレゼンターとして参加された皆様にその後の変化について教えていただきました!

 

LOGIC BRAIN AWARDとは

『事例や実例を通じて、再現性の高いアイディアを共有すること』を目的として、2019年に第1回を開催、今回で4回目の開催となる株式会社ロジック・ブレインが主催するイベントです。

 

えるビー|早速!LOGIC BRAIN AWARD2021にプレゼンターとして登壇された、佐藤さんに根掘り葉掘り質問していきます。

 

介護福祉業界でのHRtech活用ー株式会社 GLOBAL FLAT様の場合ー

 

えるビー|株式会社 GLOBAL FLATは「繋がるコミュニティで世界を平和に」という100年ビジョンを掲げ、デイサービスや有料老人ホームなどの介護事業から、カフェやコアワーキングスペースの運営やセミナー研修事業などを行っています。LOGIC BRAIN AWARD2021では代表取締役社長の佐藤 岳登氏にプレゼンターとして登壇いただきました!その時のプレゼン内容は下記の通りです。

 

ロジック・ブレインを導入するまでは、採用、離職、人員配置、会議、人材育成においてさまざまな問題を抱えていました。当時は採用戦略もなかったため、離職率も高く、人が定着しない状況が続いていました。2年前にロジック・ブレインを導入したことで、離職率が高い職場から、リファーラル採用が50%になり、社員が社員を連れてきてくれる職場に劇的に変化しました。

えるビー|LOGIC BRAIN AWARD2021から半年以上経過しましたが…どのような変化がありましたか?

 

 

佐藤 岳登氏| ロジック・ブレインを活用した施策やその他の施策も上手くいったことで、会社全体として、前年度から業績が38%アップし、売上目標も1億500万円から1億4500万円まで上方修正しました。

 

えるビー|すごいですね!ちなみに業績アップに、ロジック・ブレインが寄与したことって具体的に何かありますか?

 

佐藤 岳登氏|個性を見える化できるようになったことで、採用時のミスマッチによる離職が軽減しました。それだけでなくロジック・ブレインを導入する前はミスマッチの理由や退職理由が分からないことでストレスを感じていましたが、これらの理由を理解し、納得できるようになったことで、離職によるストレスが軽減しました。

 

えるビー|理由も分からずに辞められると、ストレスを感じますよね。他には何かありますか?

 

佐藤 岳登氏|TOiTOiでの分析結果をもとに、人員配置を行うことで、戦略的に人員配置や人材育成が可能になりました。例えば、好きなこと、得意なこと、苦手なことを把握した上で、この業務が向いている、向いていないと仮説を立てて人員配置できるようになりました。このやり方をとってから今まで以上に組織が機能するようになったと感じています。また以前に比べて、ロジカルに人員配置ができるようになったことが、業績アップにつながったと考えています。

 

えるビー|なるほど!個性を見える化することは、企業の業績向上にかなり貢献するんですね。ちなみに人材育成に関してTOiTOiをどのように活用されていますか?

 

佐藤 岳登氏|人材育成を内製化したいという思いからGFアカデミアを新たに設立しました。自社が抱えていたヒトの問題は、他社も抱えていると思います。そのような企業様に向けて、研修を提供したり、人材育成のお手伝いをしたいと考えています。また自社の社員にもGFアカデミアが主催する研修に参加してもらうことで、他社の人と交流したり、切磋琢磨したりしながら成長できる場にしてもらいたいと思っています。

 

これからも色々な人を巻き込みながら、100年ビジョンを少しでも早く実現していきたいと考えています。

 

えるビー|ヒトの問題や課題を感じている企業が多い中で、ヒトの問題が発生していない状況が続いているってすごいです!ちなみに新たに取り組んだことはありますか?

 

佐藤 岳登氏|人材育成を内製化したいという思いからGFアカデミアを新たに設立しました。GFアカデミアでは、主に研修とか人材育成に関する事業を行います。

 

自社が抱えていたヒトの問題は、他社も抱えていると思います。そのような企業様に向けて、研修を提供したり、人材育成のお手伝いをしたいと考えています。また自社の社員にもGFアカデミアが主催する研修に参加してもらうことで、他社の人と交流したり、切磋琢磨したりしながら成長できる場にしてもらいたいと思っています。

 

これからも色々な人を巻き込みながら、100年ビジョンを少しでも早く実現していきたいと考えています。

 

えるビー| なんだか、お話を聴いているうちにワクワクしてきました。100ビジョン…気がついたらあっという間に達成しちゃいそうですね!

 

後日インタビュー動画

 

 

社内へのロジック・ブレイン本格導入ー柴田 恵美氏の場合ー

えるビー|柴田氏はLOGIC BRAIN AWARD2020で、勤務先企業でロジック・ブレインを導入した事例の発表をしていただきました!その時のプレゼン内容は下記の通りです。

 

総務の目から見ても、現場社員のやる気が下がっていることに課題を感じ、TOiTOiでの分析結果を元に、1on1ミーティングの月毎の対象者をピックアップ。1on1ミーティングの前には、管理職に対して、タイプ別の注意点などのアドバイスを行いました。その結果、上司に対して自分の話を聞いてもらえる、自分のことを理解してもらえているなどと感じている社員が増え、それにより社内の雰囲気は良くなりました。

 

参考記事

LOGIC BRAIN AWARD2020開催レポート【導入事例】柴田恵美氏

 

えるビー|LOGIC BRAIN AWARD2020から1年以上経過しましたが…どのような変化がありましたか?

 

柴田 恵美氏|実は…ロジック・ブレインのコンサルタントとして本格的に活動したいと思い、今年の9月に退職しました。

 

えるビー|そうだったんですね!退職されるまでは、TOiTOiを社内で活用してもらったと思うんですが、具体的に取り組んだことがあれば教えてください。

 

柴田 恵美氏|他のプレゼンターの発表を聴いて、1on1ミーティング用のシートを作成したり、1on1ミーティングを実施する管理職に対するアドバイスを今までの内容から変えたりしました。ただ残念なことに、業務量が増えたことやコロナの影響もあり、私だけでなく現場も1on1ミーティングに時間を取れなくなってしまい、定着しないまま終わってしまいました。

 

 

えるビー|上手くいってたのに…残念です。ちなみに1on1ミーティングが定着しなかったということですが、どのようにしたら、定着したと思いますか?

 

柴田 恵美氏|今思えば社内の人間ではなく、社外の人の力も借りられたらよかったと思います。

 

業務量の増加やコロナの影響などによって社内の雰囲気が殺伐としてしまっていました。このような雰囲気の中で、無理して1on1ミーティングを実施してしまうと、上司と部下は良い関係でないまま行うことになってしまいます。それによって、部下の側がパワハラされていると感じたり、1on1ミーティングでの内容が評価に響くのではという不安を抱えたりするのではと思うので、無理して実施しなかったことは良い選択だったと思います。

 

えるビー|この時にあえて無理してやらないという選択も正しかったということですね。

 

柴田 恵美氏|1on1ミーティングは多くの企業にとって、通常業務ではなくプラスαの部分になるため、業務が忙しくなるほどプラスαの部分に時間を割けなくなってしまいます。この経験からも、おそらく1on1ミーティングを実施したいけど、実施できないもしくは継続できない企業が多いのではと容易に想像できました。だからこそ、良い形で継続していくために、トレーニングを受けた外部パートナーの力を借りるのがベストだったなと、当時を振り返るとそう思いますね。

 

えるビー|たしかに、自分達でできない時は、外部パートナーの力を借りるのも有効ですね!今後やってみたいことはありますか?

 

柴田 恵美氏|プレゼンターとして参加したことで、ロジック・ブレインを本格的に勉強し、深く理解できたことで、より好きになりました。

 

9月末に退職した際に元同僚と話しました。その時に、もっと会社を良くしたいと思うけど…で止まってしまう、何をしたらいいか分からないという声を多く耳にします。きっと、多くの企業でこのような思いを持っている人が多くいるのではと思います。だからこそ、このような思いを持っている人の助けになるよう、ロジック・ブレイン認定コンサルタントとして活動していきたいと考えています。

 

えるビー|次にお会いした際には、コンサルタントとして活動の話をたくさん聞かせてもらえそうですね!これからの活躍を楽しみにしています!

 

アトモスダイニング株式会社チームワーク戦略ーアトモスダイニング株式会社様の場合ー

 

えるビー|アトモスダイニング株式会社は福岡を中心に熊本、エストニアなどで36店舗の飲食店を展開、また飲食店の経営プロデュースなど飲食業に関する事業を中心に幅広く行っています。LOGIC BRAIN AWARD2020では、代表取締役社長山口洋氏とスロウプラス代表 矢次ひかる氏がプレゼンターとして登壇していただきました!その時のプレゼン内容は下記の通りです

 

社員が増えたことで、社長の個人面談ができなくなり、それによって社員一人ひとりのモチベーションを引き出しづらくなっていたという課題がありました。そこでまずは部長、課長などの1on1ミーティングを定期的に実施する環境を整えるために、TOiTOiを活用しました。それによって社員が1on1ミーティングに積極的に取り組む環境が整っていきました。

えるビー|LOGIC BRAIN AWARD2020から1年以上経過しましたが…どのような変化がありましたか?

 
矢次 ひかる氏| ロジック・ブレインを活用しているメンバーが変化していきました。発表した時点では、社長から部長、課長など管理職に向けて1on1ミーティングを実施していましたが、コロナの影響もあり、会社全体でロジック・ブレインを勉強し、活用していこうという流れになりました。
 
えるビー|具体的にどのような取り組みをされたんですか?
 
矢次 ひかる氏|コロナで店舗営業をしていない時に全社員に対して、3時間ほどロジック・ブレインを体系的に学ぶ研修を実施しました。その研修の後に、店長からもっとクルー(アルバイトスタッフ)のことを知りたいという声が多く集まりました。特にTOiTOiの組織分析に興味を持つ店長が多かったです。そこで興味を持った店長に対して、個別で1on1ミーティングを実施したり、ロジック・ブレインについてより深く伝える時間を作りました。
 
えるビー|全社員でロジック・ブレインを学ぶってすごいですね!ちなみに店長さんたちに、どのようなお話をされたんですか?
 
矢次 ひかる氏|ある新店舗の店長と話をした際に、店長(30代)が10代のクルーと接する際に、ジェネレーションギャップを感じていたり、どのようにコミュニケーションを取ればいいのか分からなかったりという悩みを抱えていました。そこで各クルーのことを深く理解できるように、全クルーの分析結果を渡してアドバイスしたり、今月面談や1on1ミーティングをした方がいいクルーを提案したりしたところ、とても喜んでもらえました!
 
えるビー|なるほど〜アトモスダイニングさんは以前から社内の人間関係が良好で、アルバイトさんがアルバイトさんを連れてくるという噂を耳にしてましたが…その秘密が垣間見れました。今も色々な形でロジック・ブレインを活用されていますが、今後はどのように使っていこうとかってありますか?
 
矢次 ひかる氏|必要性を感じている人から取り組んでもらった方が、社内に広がっていくことが実感できました。今後も引き続き全社的にロジック・ブレインを活用していきたいと考えているため、特に必要性を感じている現場の店長がロジック・ブレインを活用できる環境を、まずは整えていきたいと思っています。
 
また、コロナの影響でここ2、3年厳しい状況が続いていましたが、人間関係が良好なことで、会社の雰囲気が良く、みんなで頑張っていこうという意識を持ってくれていることを肌で感じています。だからこそ、人間関係を良好にする段階から、一人ひとりが自分の個性を深く理解し、強みを活かしてどのように周囲に貢献できるかを自発的に考えられる段階に進んでいきたいと思っています。
 
えるビー|みんながイキイキと働いているお店は、お客さんも元気になれますよね!これからも色々な場所にお客様に元気をくれるアトモスさんのお店が増えるのを楽しみにしてます。
 

後日インタビュー動画

 

 

 

 

あなたにとっての『幸せ×組織』とは?

 

えるビー|LB MEDIAでは、コンセプトとして『幸せ×組織』を掲げ、組織内で一人ひとりの個性がより輝くためのヒントになるコンテンツや、個々が幸せを感じながら仕事も人生も謳歌できる方法を提案しています!そこで、最後に皆さんにとっての『幸せ×組織』について教えていただきました!

 

佐藤 岳登氏|幸せはなるものではなく、感じるものだと考えます。幸せの定義は人それぞれですが、人は満たさせることで幸せを感じると思います。満たされるには他人の幸せ、喜びを自分の幸せを感じられる人になることが早道です。また他人のためになにかをなせる人が集まる組織は、自立自走できる組織でウェルビーイングな組織だと言えます。だからこそこのような人材を育て、組織を作っていきたいと思っています。

 

柴田 恵美氏|理想論かもしれませんが。仕事に行くのが楽しくて朝目覚めてしまうような組織は幸せだと思います。誰かの仕事のおかげで、社会ができていますが、自分が社会にとって役に立っていることが目に見えなくなってしまうと、やり甲斐を感じられなくなり、その状態で仕事をするのは悲しいなと。だからこそみんなが笑顔で仕事ができるようになったらいいなと思います。

 

矢次 ひかる氏|働く皆さんの個性がそれぞれ活かされ、組織に貢献することで、自分の成長だけでなく、組織全体の成長を感じられる組織だと思います。自分の成長や組織の成長は、感謝の言葉、笑顔の数で確認できます。だからこそ、研修の時や他のスタッフと接する際に、理念をしっかり伝えることが重要です。本部コーチの立場として、お客様や周囲の人たちにどのように貢献できるか自発的に考えられるように、これからもサポートしていきたいと思います。

 

えるビー|色々なところで、幸せを感じながら働く人が増えていくといいですね!ということで、みんなが幸せに働けるヒントだけでなく、自分のポジショニングで誰でもエースになれる職場づくりのヒントを掴めるLOGIC BRAIN AWARD2022を今年も開催します。詳しくはこちらから確認してください!

 

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