2023年12月14日公開

笑いあり、涙あり!新入社員のお仕事日記〜エピソード9:3人書店へ行く編

ー登場人物ー

 

りーくん(理性タイプ)

株式会社LBの新入社員。

商品開発部に所属。

温和で、面倒見が良い性格。

 

ひーくん(比較タイプ)

株式会社LBの新入社員。

営業部に所属。

マイペースで、負けず嫌いな性格。

 

カンちゃん(感性タイプ)

株式会社LBの新入社員。

広報・PR部に所属。

ムードメーカーで、立ち直りが早い性格。

 

◉前回までのお話

りーくん、ひーくん、カンちゃんの三人は、それぞれ先輩や上司との関係で悩んでいたようですが、なんとか解決できたようですね。そんな中、久しぶりに同期3人で書店に行くことになったようです。3人は一体どんな本を選ぶのでしょうか?

書店に到着した3人は

 はやみ|ある日のこと、たまたま帰りが一緒になった3人。「せっかくなら、仕事で参考になりそうな本を探さない?」カンちゃんの提案で一緒に会社近くに本屋に行きました。書店に到着した途端、3人はバラバラに行動します。まずは、りーくんの様子から見てみましょう。

 

商品開発部に所属するりーくんは、新しい企画を考えるヒントをいつも探しています。今日は、企画のヒントになるような本を買うつもりでしたが、入口近くの売上ランキングの棚の前で気になる本を見つけました。

 

りーくん(理性タイプ)|(心の声)あ、この本はこの間、あの業界の第一人者がおすすめしていたやつだ!

 

 はやみ|りーくんは、売上ランキングの棚からなかなか離れないようですね。次に、ひーくんの様子を見てみましょう。ひーくんは前から気になっている本がほしくてわき目もふらずすたすたと検索機まで歩いていき、お目当ての本を調べ始めました。

 

 

ひーくん(比較タイプ)| (心の声)ビジネスの棚の32番か

 

 はやみ|お目当ての本はどこにあるか?を確認してから行動するひーくん。行動に無駄がないですね。ところで2人を書店に誘ったカンちゃんは?ということ…気になる棚を、気のむくままに見て回っています。本をチェックする予定が、気がついたらカンちゃんは文具のコーナーへ。そしてノートやペンなどの文具を握りしめていました。

 

カンちゃん(感性タイプ)|(心の声)わぁ、このボールペンのデザイン素敵。女優の◯◯さんも愛用しているブランドなんだ!

 

 はやみ|本を買う予定だったのに、カンちゃんは無事に仕事に役立つ本を見つけることができるのでしょうか?

 

3人が選んだ本とは

 はやみ|お目当てのものを無事に購入できた3人。お互いにどのような本を購入したか、見せ合うことにしたようです。まずはりーくんから2人に購入した本を紹介します。

 

りーくん(理性タイプ)| 『アイデアのつくり方』っていう本を選んだよ。

 

カンちゃん(感性タイプ)|どうしてその本を選んだの?

 

りーくん(理性タイプ)| 実は前から、商品企画部の先輩におすすめされていたんだ。

 

カンちゃん(感性タイプ)|そうだったんだ。

 

りーくん(理性タイプ)|前からこの本が気になっていたんだけど、書店員さんのおすすめ本として、手書きのポップ付きで紹介されていたんだよ。だからもう、今日、買うしかないなって思ったんだ。

 

手書きのポップを見ているりーくん

 

アイデアを生み出す秘密、ここにあり!

『アイデアのつくり方』

著者: ジェームズ・ウェブ・ヤング

1940年の初版以来、世界中のクリエイターやビジネスマンたちに愛され続ける絶対的名著!

 アイデアの芽がどうやって生まれ、どのように大きくなっていくのか…。

その過程とテクニックがこの一冊に凝縮!数十年経っても色褪せない 知的発想法を学ぶための必読書!

カンちゃん(感性タイプ)|そうなんだね!先輩や書店員さんのおすすめ選ぶところがとっても、りーくんらしいね!ちなみにひーくんはどんな本を買ったの?

 

ひーくん(比較タイプ)|僕は『そのまま使える! ビジネスメール文例大全』という本を選んだよ。

 

りーくん(理性タイプ)|どうしてその本を選んだの?

 

ひーくん(比較タイプ)|実は、僕はお客様にメールを送る時に、なんて書けばいいか?悩んでしまう時があるんだ。その時間がとっても無駄だと思ってたんだ。そこでネットですぐに使える文章がたくさん掲載されている本を探してたんだ。この本は、ビジネスメールでそのまま使える文例を300以上掲載されているだけでなく、シチュエーションに合わせて、必要な文例をすぐ探すことができるみたいなんだ。

 

本のページをパラパラめくりながら、二人に説明するひーくん。

 

りーくん(理性タイプ)|すぐに、使える本を選ぶところが、ひーくんらしいね!で、カンちゃんはどんな本を選んだの?

 

本と一緒に買った、ボールペンやノート、お菓子などを出しながら最後に、二人に本を見せるカンちゃん。

 

カンちゃん(感性タイプ)|私が選んだ本は『SNS×メディアPR100の法則』だよ。実はこの前、上司と話をした時に、SNSマーケティングやデジタルマーケティングとか、カンちゃんの得意分野の勉強をしたらいいじゃないってアドバイスをもらったんだ。それでマーケティングの本が置いてある棚にいった時に、この本が目に入ってピンと来たんだ!

 

りーくん(理性タイプ)|そうなんだね。

 

カンちゃん(感性タイプ)|うん。この本の著者でもある笹木郁乃さんは、雑誌でよく見かけるから、買っちゃったよ。

 

ひーくん(比較タイプ)|その時、ピンときたものを選ぶところがカンちゃんらしいね。

 

 はやみ|本を選ぶ理由にも、それぞれのタイプの特徴がよく現れていますね。飽和時代でモノが売れない時代と言われている今こそ、お客さまのタイプに合わせた、情報発信や提案がますます重要になってきますね。ここでは、タイプ別に買いたくなるポイントを解説します。

 

3タイプ別!思わず買いたくなるポイント

 はやみ|自分がどのタイプか?分からない方は、まずは自分がどのタイプに該当するのか?調べてみましょう。 

 

 はやみ|上記の診断はあくまでも簡易診断です。もし、より正確に自分のタイプを知りたいなら、下記より調べてみてくださいね!

 

 

 はやみ|では、タイプ別についつい買いたくなるポイントについて解説します。

 

りーくん(理性タイプ)

 

良いか悪いかという、社会的規範や価値観による知的判断を優先基準として、モノやサービスを消費するのが理性タイプです。

 

理性タイプは商品やサービスを選ぶ際に、他者評価を重視する傾向があります。そのため、売上ランキングやレビューを参考にします。

 

・欲しいと思うと、まずなぜ?と考えてしまう

・行動を起こす時に、納得できる理由がないと行動できない

・他人の影響を受けやすい、他者評価の高さが意思決定を促進

・商品やサービスが持つ、ストーリーに価値を感じる

・レビューや人の意見が気になる

・業界の第一人者を信頼する

・事前の情報収集に余念がない

・ストーリー性に響く

 

 はやみ|理性タイプは買い物の時に、他人のレビューや人の意見が購入時の判断に影響を受けやすいです。だからこそ、理性タイプのりーくんが、書店で売上ランキングの棚から離れなかったことや、書店員さんの手書きポップを読んでいたのも納得ですね。

 

ひーくん(比較タイプ)

 

必要か必要でないかという、その時の必要性を優先順位として、モノやサービスを消費するのが比較タイプです。

 

比較タイプは、商品やサービスを選ぶ際に、自分で決めたいと思う気持ちが強いです。そのため、理性タイプと違い、売上ランキングやレビューではなく、自分に必要かどうかで判断します。

 

・欲しいと思うと、まずは比べてしまう

・同じ物なら、よりコスパの良い方を選ぶ

・他人の意見に左右されずに、自分が納得した上で決断する

・商品やサービス自体の価値よりも、自分に今必要なものに価値を感じる

・お金の話を先に聞きたい

・メリットとデメリット両方知りたい

・数字的根拠が重要

・自分で判断できる材料が欲しい

 

 はやみ|比較タイプは、買い物をする際に、自分にとって必要か不要かで判断します。事前に今の自分にとって必要な本は何か?を調べているところや、しっかりポイントを貯めて、少しでも安いところで購入するところも比較タイプのひーくんらしいですね。

 

カンちゃん(感性タイプ)

 

ピンとくるという感覚や気分を優先順位として、物やサービスを消費するのが感性タイプです。3つのタイプの中で、一番気分の上がり下がりが激しいです。

 

感性タイプにとって、今欲しいかどうか?で購入します。また商品やサービスを選ぶ際に、ステイタスを重視するため、『有名人が愛用している』『アメリカのCNNで紹介された』といった文言に弱いです。

 

・欲しいと思うと、すぐに買う

・他人の評価やコスパよりも、その瞬間に感じることを優先

・購入を決定した時に一番テンションが高くなる

・商品やサービスが持つステータスやブランドイメージに価値を感じる

・世界を感じさせる商品

・将来が明るくなるような提案

・カリスマやNo.1を信頼する

・権威や有名人も使用するなどの威光に響く

 

 はやみ|感性タイプは、購入する時に、ピンとくる感覚や気分の影響を受けます。2人を書店に誘った感性タイプのカンちゃんが、本以外の文房具に惹かれて色々買ってしまったのも納得です。雑誌やテレビで紹介された著者の本を選ぶところもカンちゃんらしいですね。

 

3人が購入した本

 

 はやみ|今回、りーくん、ひーくん、カンちゃんが購入した本はこの3冊です。

 

アイデアのつくり方

ジェームス W.ヤング (著)

アマゾン選定、これだけは読んでおきたいオールタイムベストビジネス書100入り!

1940年に初版が出版されて以来、世界中のクリエイティブな専門家たちに影響を与え続けている不朽の名著。

 

そのまま使える! ビジネスメール文例大全

平野友朗 (著)

ビジネスメールでそのまま使える文例を366個収録。相手や場面ごとに最適なフレーズをすぐに見つけることが可能。言葉を入れ替えるだけで、自然な文章のメールが簡単に作成できます。この一冊があればメールやチャットのやり取りでもう迷うことはありません

 

SNS×メディアPR100の法則

笹木郁乃 (著)

TVや雑誌などの既存メディアへの露出とSNSでのPRによって、まったく無名だった無水調理鍋・バーミキュラを、PRの力によって12か月待ちの超人気商品にした著者による誰でもできるPRのノウハウのエッセンスを学べる一冊です。

 

 顧客理解の新しいスタンダード!クラウドCRMシステムTENPiNとは

 はやみ|個性や特性は、購入の時の決定に大きな影響を与えるようです。事前に顧客の個性を把握することができれば、より効果的な顧客にアプローチが可能です。

 

株式会社ロジック・ブレインのクラウドCRMシステムTENPiNなら、お客様のタイプに合わせたマーケティング施策の実施や提案が簡単にできます。

 

顧客の生年月日を入力するだけで、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに瞬時に分類できます。

 

顧客の個性や性格・意思決定の傾向を100万件を超えるデータベースから導き出すことで、コミュニケーションの最適化が可能となり、売上向上が期待できます。

 

さらに、商談履歴、スケジュール管理などの顧客情報管理も合わせてできるため、顧客の個性に合わせたパーソナルな提案を実現します。それにより、売上向上が期待できます。

 

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まとめ

 

 はやみ|三人三様の理由で、納得できる本を購入できてよかったですね。次回は、年末年始のお休みに三人は会社近くの神社に初詣へ。タイプの違う3人は一体、どのようなお願いをするのでしょうか?お楽しみに!

 

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