2024年11月21日公開

【ユーザーボイス】離職率激減、売上V字回復!人財の定着率UPと組織活性化を実現した理由とは アスタスク株式会社

 

「採用難でなかなか人が集まらない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」「社員同士のコミュニケーションがうまくいかない」など、人事担当者として頭を悩ませる問題は尽きないのではないでしょうか?

 

今回は、そんな人事課題を解決する糸口として、クラウドHRMシステムTOiTOiを導入し、大きな成果を上げているアスタスク株式会社様にインタビューを実施しました。アスタスク株式会社様は広告代理業・警備業・アウトソーシング事業など幅広い業務を手掛ける、従業員数135名の企業です。インタビューでは、アスタスク株式会社が抱えていた課題と、その解決に向けたTOiTOiの導入背景、そして組織にどのような変化をもたらしたかについて、代表の渡邊社長と重久常務、管理本部長光安氏にお話を伺いました。

 

会社名:アスタスク株式会社  

業種・業態:広告代理業・警備業・アウトソーシング事業

従業員数:135名(正社員25名、パート社員110名)

公式サイトURL:https://astask.co.jp

人財流出に対する危機感から導入へ

 はやみ|TOiTOi※を使い始めてから、どのくらいの期間が経ちましたか?

 

※TOiTOi

TOiTOiは株式会社ロジック・ブレインが開発提供しているクラウドHRMシステムです。社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

渡邊社長 2020年9月からなので、約4年ほどです。

 

 はやみ|長く活用していただいているんですね。TOiTOiを導入しようと思ったきっかけについて教えてください。

 

渡邊社長 2019年の年末に、弊社の将来を担って欲しいと期待していた社員が退職しました。この社員の退職をきっかけに、他の社員も退職したことで、正社員数が5人まで減り、人手不足の影響もあり、営業成績も下降していきました。

 

重久常務|たしかにこの当時は、コロナの影響もあって、先行きが不安でしたね。

 

渡邊社長会社がこのような状況だった時に、協力会社さんから御社(株式会社ロジック・ブレイン)の話を聞き、まずは、2020年2月にクラウドマーケティングツールのTENPiNを導入し、その後同年9月からTOiTOiを導入することを決めました。

 

 はやみ|導入に際して、何か迷った点や障害になったことはありましたか?

 

渡邊社長いえ、全くありませんでした。社内の人間関係に問題があるから人が辞めていくと思っていたので、TOiTOiの人間関係や個性を分析できるという点に惹かれ、迷わず導入を決めました。

 

「赤」「青」「黄色」が共通言語に

 はやみ|どのような場面でTOiTOiを活用していますか?

 

重久常務| 主に採用活動と人財配置で活用しています。社長も話した通り、弊社は広告代理業・警備業・アウトソーシング事業など様々な部門があります。それゆえ、適材適所に配置できているのか、チームとしてうまく機能する人間関係を築けているのかと常に課題意識を持っていました。

 

そこでTOiTOiを導入することで、個々の社員の個性を分析し、お互いを理解し合い、協力して売上目標達成に向けて進んでいけるような体制作りを目指しました。

 

 はやみ|実際に使ってみて、良かったことや「ここが使える!」と実感した部分はどのような点でしょうか?

 

重久常務| 社員の個性分析を通して、お互いを理解できるようになったことが大きなメリットだと感じてます。指示の仕方や言い回し、伝え方など、個性に合わせたコミュニケーションができるようになりました。

 

そのおかげで、離職率も減少し、様々な部門への配置もしやすくなりました。チームワークも向上したと感じています。

 

 はやみ|チームワークが向上したというのは、具体的にどのような変化があったのでしょうか?

 

重久常務| 「あの人はああだ、こうだ」といった不満や、否定的な意見が減りました。さらに、お互いを理解することで、不満をぶつけるのではなく「このタイプだから、こういう風に接してみよう」と自己反省を促すことができ、コミュニケーションが円滑になりました。導入前に比べて、社員一人ひとりが、相手を思いやる気持ちが生まれていったように感じます。

 

 はやみ|自己反省ですか、なるほど。他に具体的なエピソードがあれば教えていただけますか?

 

重久常務| 相手のTOiTOiでの分析結果を見て、Aさんは自分と似ているなと思ったら、実際に自分と同じタイプだったりとか。逆に、Bさんは赤色(感性)タイプだから、今までのような言い方だと反発されるだろうから、少し伝え方を変えてみようなど、相手への理解が深まりました。

 

社員全員がお互いのタイプを把握しているので「Cさんは黄色(理性)タイプだったよね」といった会話も日常的に行われています。

 

 はやみ|面白いですね!他にエピソードがあれば、光安さんからもお願いします。

 

 光安氏| 黄色、青、赤の3つのタイプ(理性・比較・感性タイプ)があることを学んだことで、自分とは違うタイプの方の特性を理解できたことが大きかったです。

 

例えば、Aさんに対して、仕事における行動や考え方、進め方などで、理解できなかったり、自分と合わないやり方だと感じていたことがあるとします。しかし、TOiTOiを活用してAさんのタイプを知ることで、腑に落ち、納得できるようになったんです。

 

 はやみ|先日、ご家族のお話も伺いましたが、よろしければ少しお話しいただけますか?

 

 光安氏| 分析をしたところ、家族4人の中で唯一、次女だけが感性タイプでした。娘の行動の全てが感性タイプの特徴と一致していることに気づき、その結果、次女の行動が理解できずイライラすることが減り、次女に対する私(理性タイプ)の感情が穏やかになりました。

 

 はやみ|家庭での経験を仕事に置き換えて、活用されたということでしょうか?

 

 光安氏| そうですね。職場でも活用できるようになりました。初対面の方でも、次女と同じ感性タイプの方だと分かれば、会話のやり取りや業務の進め方が理解できるようになり、スムーズかつ、的確にコミュニケーションが取れるようになりました。また、TOiTOiを活用して各個人の特性が見えるようになると、共通の言葉で受け取ることができるんです。

 

例えば、Bさんのことを全く知らない第三者に、Bさんのことを伝えようとすると、自分の感情が入ってしまい正確に伝えることができないことが多々あります。

 

けれどTOiTOiを活用して、黄色(理性タイプ)青(比較タイプ)赤(感性タイプ)というように共通言語を持つことができれば、Bさんの特性、得意分野、苦手なことなどを把握できるだけでなく、正確に伝えることが可能です。

 

共通言語ができたおかげで、以前は問題だと考えていたことも、問題ではなくなったと考えられるようになりました。

 

※3タイプ(理性・比較・感性タイプ)

TOiTOi の独自分析により、対象者を理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。TOiTOi ではパッと見てわかるように、理性タイプは黄色、比較タイプは青、感性タイプは赤の3色を使って表示しています。

 

 

そのため利用者の方の中には、3つの色でそれぞれのタイプを把握されているケースが多々あります。理性タイプは「良い悪い」。比較タイプは「必要か不要か」。感性タイプは「好きか嫌いか」というようにタイプによって判断基準が異なります。対象者がどのタイプかを知ることで、価値観や大切にしていること、行動を起こす際の特徴などを知ることができます。それによりそれぞれのタイプに合わせて効果的にマネジメントやコミュニケーションが可能になります。

導入のポイントは楽しく、軽い気持ちで始めること

 はやみ|導入にあたって、大変だったことや、課題に感じていることはありますか?

 

 光安氏| みんなが興味を持って取り組んでくれたので、私自身は、問題や大変だと思うことはありませんでした。もしかしたら、人のことが好きだから知りたい、知って欲しいと思っている社員が多いからかもしれませんが。

 

重久常務| 社員全員にTOiTOiを活用してもらうことは、最初は少し大変でした。しかし、服部社長やコンサルタントの長浦氏による研修や個別のフォローを通して、社員一人ひとりが理解を深めてもらうことで、今ではほとんどの社員が抵抗なく活用してくれています。

 

 はやみ|素晴らしいですね!社長は、TOiTOi導入後、どのような変化を感じられましたか?

 

渡邊社長社員が楽しそうに「赤だの黄色だの青だ」と話している様子を見ていると、本当に導入して良かったと感じました。

 

今振り返るとみんなが「占いみたいで楽しい」という軽い気持ちでスタートしてくれたのが良かったんだと思います。あまり思いつめずに、とりあえずやってみたことが上手く導入できた秘訣かと。

 

 はやみ|社長自身が社員のタイプを知ったことで、社員との接し方に変化はありましたか?

 

渡邊社長マネジメント2TYPE※という行動特性の違いです。リスクタイプの人間は机の上もパソコンのデスクトップも綺麗に整理されているのに対し、リターンタイプの人はめちゃくちゃ机が汚い。この差が本当に明確にでていて、リターンタイプの社員の机が散らかっていたとしても受け入れられるようになりました。

 

このことだけに限らず社員のタイプを理解することで、それぞれの個性を受け入れ、許容できるようになったと感じています。

 

※マネジメント2TYPE

リスクマネジメントタイプとリターンマネジメントタイプの2つのタイプのことです。リスクマネジメントタイプはリスクを先に考えます。一方で、リターンマネジメントタイプはメリットを先に考えます。どのタイプの傾向が高いかを知ることで、モチベーションアップの仕方や声掛けが可能です。

 

離職率激減、売上4倍増!から、さらなる活用を目指して

 はやみ|導入により社内の雰囲気は大きく変化したようですね。他に具体的な成果はありましたか?

 

重久常務| 導入後は、社員数も倍、そして売り上げも倍々に増えていき、会社は大きく成長しました。これらの成果は、社員の努力や周りのサポートはもちろんのこと、TOiTOi導入の成果だと思っています。

 

 はやみ|すごい成果ですね!今後、ロジック・ブレインを活用して取り組みたいことはありますか?

 

 光安氏| 昨年から新しく警備業を立ち上げました。人ありきの事業なので、TOiTOiをさらに活用して、人は増えても離職率を低く維持できるようにしていきたいと考えてます。

 

そのために、まずは1on1面談を定期的に実施していきたいと思っています。特に各部署の担当者にTOiTOiを活用してもらい、部署ごとで1on1面談を行えるように環境を整えたいと思っています。

 

渡邊社長一時期、組織分析※をよく見ていたんですが、最近は忙しい事を理由にできていません。そのため、今後はもう少し各部門単位で組織稼働率を定期的に見ていきたいと考えてます。

 

これにより、さらに良くなるんじゃないかと思っています。また、ユーザーとして使うだけでなく、TOiTOiを他社に紹介する活動にも、もう少し力を入れていきたいですね。

 

※組織分析

TOiTOiの組織分析を活用することで、組織稼働率を調べることが可能です。組織稼働率とは、組織やチームが特性の期間内でどれだけ効率的に動作しているかを示す指標です。組織稼働率が高いチームほど効率的な運営や生産プロセスの最適化ができていると推測できるため、組織の成果を最大化することにつながる場合があります。また、リーダーを中心にして、円の外側にいる人ほど、親密にコミュニケーションをとった方がいい人として表示されます。

 

 

 はやみ|さらなる業務拡大を応援しています!導入を迷っている企業には、どのようなアドバイスをされますか?

 

渡邊社長弊社は、離職率を下げたい、活気のある職場を作りたいという思いから、TOiTOiの導入を決めました。

 

導入当初は、ここまで成果が出るとは思っていませんでしたが、社員が楽しみながら活用してくれたおかげで、社内にTOiTOiを活用する文化が根付き、良い方向に進んでいきました。もし、導入を迷っている人事担当者の方がいるなら、まずは軽い気持ちで試してみてはいかがでしょうか?とアドバイスしたいですね。

 

まとめ

 はやみ|今回アスタスク様からお話を聞いて、社員一人ひとりの個性を理解し、強みを活かすことで、組織全体の成長に大きく貢献することを改めて実感しました。

 

特に、採用難や離職率の高さ、社員同士のコミュニケーション不足などに悩む企業にとって、TOiTOiは有効な解決策となってくれるようです。

 

株式会社ロジック・ブレインのクラウドHRMシステムTOiTOiなら、社員の個性をAIで分析して行動傾向を把握し、それぞれの特性に合わせて最適なマネジメントを支援します。

 

引用元:TOiTOi公式サイト

 

例えば、コンピテンシー機能を活用すれば、ハイパフォーマーと比較分析し、対象者の良い点、改善点を数値化でき、具体的な指導が可能です。また、ビッグファイブ診断の結果や1on1の記録なども一元管理できます。それにより、人的資本経営への最初の一歩をサポートします。

 

また、TOiTOiを導入しただけで終わらないようにするために、専門知識を有したコンサルタントによるサポートも提供しています。詳しくは、TOiTOi公式サイトよりお問い合わせください。

 

 

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