2022年11月8日公開
マーケティングやマネジメントに個性分析を活用するには?LOGIC BRAIN AWARDのプレゼンターに根掘り葉掘り聞いてきました!その2
えるビー|株式会社ロジック・ブレインでは、毎年LOGIC BRAIN AWARDを開催しています。前回に引き続き2回目の今回は、大賞を受賞されたお二人にその後の変化について教えていただきました!
LOGIC BRAIN AWARDとは
『事例や実例を通じて、再現性の高いアイディアを共有すること』を目的として、2019年に第1回を開催、今回で4回目の開催となる株式会社ロジック・ブレインが主催するイベントです。
目次
組織分析に伴う人事改革で最終売上高前年度比128.5%を実現ーリアルフリート株式会社様の場合ー
えるビー| LOGIC BRAIN AWARD2020で大賞を受賞したリアルフリート株式会社吉野ジェミリン氏にまずはお話を伺ってきました。前回の発表内容は下記の通りです。
会社側が求める生産体制ができていないことや製造現場の人事問題。それにより製造現場の最適な組織改革が急務とされていました。これらの課題を解決し、会社側が求める生産体制を構築するためにロジック・ブレインを導入しました。
その結果、導入から3ヶ月後の2020年5月には、多数の受注に耐えられる生産体制を構築できました。それにより経常利益前期比133.1%アップで過去最高の大幅増益を実現しました。さらに、2020年6月以降連続で製造現場でのミス報告ゼロを実現しています。また現場のコミュニケーションがスムーズになり、これまでにない活性化された組織になりました。
えるビー|LOGIC BRAIN AWARD2020は、事例としてお客様のニーズに合わせて提案するフルオーダー家具の製造、販売を行うA株式会社様の事例を紹介いただきましたが、アワードから1年以上経過していますが、A株式会社様では新しい変化はありましたか?
吉野 ジェミリン氏|事例として紹介させていただいた、A株式会社様で海外進出プロジェクトのチーム編成の際に、TOiTOiを活用して責任者やメンバーを決めるお手伝いをさせていただきました。
具体的には稼働率を算出し、リーダーを決定したり、リーダーの指示が通じるような組織編成や各メンバーのタイプごとの伝え方などをアドバイスをしました。このようにして早期に海外プロジェクトをスタートできたことで、コロナによる国内での売上減をカバーすることができ、さらなる業績アップに繋がりました。また、工場内でのミスの減少により、社内の雰囲気が良くなり、人間関係に関する大きな問題も見られなくなりました。
えるビー|なるほど〜TOiTOiの組織分析を上手に活用することで、社内の雰囲気を良くなり、人間関係に関する問題の解消につながるんですね。ちなみに吉野さん自身は、大賞を受賞したことで何か変化はありましたか?
吉野 ジェミリン氏|素晴らしい方々と出会えただけでなく、大賞を受賞させていただくなど私にとっては素晴らしい経験をさせていただき感謝しています。大賞受賞をきっかけに色々な方に事例を知っていただくことができ、そこから新しいご縁が生まれました。特に新しい支社を立ち上げる際や、入社や退社などの人員が入れ替わり新しい人間関係ができた際にご相談をいただくことが増えました。
えるビー|A株式会社様の事例でも、TOiTOiの組織分析を使い、後任者を中心にした組織づくりですごい成果が出たからこそ、お声がかかるんですね!これからも色々な企業様で組織づくりのプロとして活躍されるのを楽しみにしています。
後日インタビュー動画
通販マーケティング活用でDMー株式会社ライフタイムベル様の場合ー
えるビー|次はLOGIC BRAIN AWARD2021で大賞を受賞した株式会社ライフタイムベルの日渡 好美氏にお話を伺ってきました。株式会社ライフタイムベルはD2C事業の立ち上げや運営支援など、通信販売企業のコールセンターやマーケティングの現場で共に悩み、共に解決する実践型のコンサルティングを行っています。前回の発表内容は下記の通りです。
オンラインへの移行に乗り遅れてしまい、顧客リストの休眠化が進んでしまったことで業績が停滞していた企業様に従来のRFM分析(直近の購買日、頻度、購入金額の3つの指標で顧客をグループ分けする分析手法)に加え、ロジック・ブレインのパーソナリティ分析による休眠顧客の掘り起こしを提案。それによりDMの反応率が3倍になりました。
えるビー| 日渡さんは、LBA-Logic Brain Application-(現:TENPiN)を使ったマーケティングについての発表でしたが、今はどのような形で企業様の支援をされているのでしょうか?
日渡 好美氏|通販では「お客様を集める」「繰り返し購入してもらう」「購入しなくなったお客様に戻ってきてもらう」というこの3つしかありません。そのためお客様にフォーカスすることがとても重要です。しかしながらLBA-Logic Brain Application-(現:TENPiN)を導入する前までは、直近の購買日、頻度、購入金額といった数字だけでお客様をみるしかありませんでした。ある経営者の方に教えていただいたのですが、お客様のことを数字で見てしまうと、お客様からも数字でしか見られない会社になってしまうそうです。
えるビー| えるビーがお客様だったら、数字だけでみれらるのは嫌ですね…ちなみに会社がお客様から数字だけでしかみられないとどうなるんですか?
日渡 好美氏|例えば、お客様から数字でしか見られない会社になってしまうと値引きセールでしか購入してもらえない、DMの開封すらしてもらえなくなってしまいます。だからこそそれ以外で関係性を作る必要があります。LBA-Logic Brain Application-(現:TENPiN)のパーソナリティ分析を使うことで、数字以外の視点でお客様をみることにつながっていると感じます。
えるビー|なるほど〜その視点って、お客様が多くなればなるほど重要ですね。ちなみにLBA-Logic Brain Application-(現:TENPiN)を使うことで仕事のやり方に変化はありますか?
日渡 好美氏|勘や経験でカタログやDMを作っていた時は、今回のコピーは外れたよね、当たったよねという言葉でクリエイティブに対して評価を下していました。しかし、LBAを導入することで、ロジックベースでクリエイティブを作ることが可能になりました。その結果、当たり外れではなく、クリエイティブに対して精度を求めることができるようになりました。また作成する側も、ロジックという拠り所があることで、ストレスなく作れるようになったのはよかったですね。
えるビー|たしかに、ロジックがあるのとないのでは、天と地ほど差がありますね!今後ロジック・ブレインを活用して取り組んでいきたいことってありますか?
日渡 好美氏|マーケティングで支援している企業様から、社内の組織作りや育成に使えるよねと言われるようになってきたので、その点の支援もできるようになれたらと思っています。
例えばコールセンター向けにタイプ別の採用を提案したり、通販の場合お客様の情報があるので、お客様のタイプ別にお話ができるような仕組みを構築することができたら面白いと思っています。お客様の個性を事前に把握できれば、伝わりやすい言葉を選びやすくなりますよね。そうすることで、お互いにストレスを感じずにコミュニケーションを取れるよう支援できればと考えています。
えるビー|マーケティングもマネジメントもヒトに関することなので、両方で支援できれば、これからますますお仕事の幅が広がっていきそうですね!今後のご活躍楽しみにしています!
後日インタビュー動画
あなたにとっての『幸せ×組織』とは?
えるビー|LB MEDIAでは、コンセプトとして『幸せ×組織』を掲げ、組織内で一人ひとりの個性がより輝くためのヒントになるコンテンツや、個々が幸せを感じながら仕事も人生も謳歌できる方法を提案しています!そこで、最後に皆さんにとっての『幸せ×組織』について教えていただきました!
吉野 ジェミリン氏|組織に所属する人たちが、お互いに理解しあっていることが幸せにつながると思います。特にトップが一人ひとりの個性を理解し、その個性を活かせる環境を整えることで重要です。このような組織に所属する人たちは、自己重要重要感を感じることができますよね。私はこのような組織こそが幸せな組織だと言えると思います。
日渡 好美氏|私自身は、組織上の役割を超えて個人対個人の関係になった時に、嬉しさや幸せを感じます。組織上の役割や立場を超えて相談できたり、分かりあえたり、信頼できると感じたりした時は幸せだなと思いますね。
誰もが誰かの必要な存在であり、それを実感できるのは最高の幸せであり、仕事や役割においてもモチベーションの源泉です。悩みや喜びを共有できる関係が作れる組織は、きっと1+1が3にも5にもなるパフォーマンスが期待できると思います。
えるビー| 幸せな組織の定義や幸せを感じる場面は人それぞれですが、色々なところで、幸せを感じながら働く人が増えていくといいですね!ということで、みんなが幸せに働けるヒントだけでなく、自分のポジショニングで誰でもエースになれる職場づくりのヒントを掴めるLOGIC BRAIN AWARD2022を今年も開催します。詳しくはこちらから確認してください!