2023年3月6日公開
【実態調査】これからのマーケティングー顧客情報の活用状況編ー
マーケティング施策に欠かせないのが顧客のニーズを把握する顧客情報。企業では、どのような顧客情報を収集し、マーケティングの施策に活かしているのだろう?と気になった編集長のはやみは、株式会社ロジック・ブレインが、BtoCの企業・または店舗の販促マーケティング担当者を対象に、『顧客情報の収集と活用』に関する調査を実施したと聞きつけ、すぐさまチェックしてみました!
目次
顧客情報の収集方法と活用状況
はやみ|『顧客情報の収集と活用』に関する調査によれば、顧客情報として把握している情報の上位3つは、性別(73.5%)・年齢(64.9%)・生年月日(56.7%)でした。
はやみ|多くの企業では、性別・年齢・生年月日といった基本的な情報は把握しているようですね。ちなみにこれらの顧客情報は主に登録されている会員情報(70.1%)やアンケート(51.7%)から入手しているようです。
はやみ|入手した顧客情報は、何に使っているのでしょうか。その内訳は、主に購入者の特性・傾向の分析(57.9%)や購入経験者の特性・傾向に応じた販促(46.3%)、オススメ商品・サービスの提案(44.1%)のために活用されていました。また、顧客情報の中でも、年齢(23.1%)・性別(22.7%)・生年月日(20.3%)をもっと活用したいと考えている方が多いようです。
はやみ|このように顧客情報を活用したいと思っている一方で、下記の理由から活用しきれないと考えている担当者も多いようです。
20代 女性 神奈川県|ターゲットがうまく絞れない
30代 男性 神奈川県| もっと細かく分析できればいいが、なかなか手が回らなくて
30代 女性 北海道|どう活かせばいいのかわからない
30代 男性 大阪府|個人情報保護の観点から完全には生かしきれないから
40代 女性 東京都|分析と対策が間に合っていない
50代 男性 京都府| 分析に時間と経費がかかるため、担当者の裁量だけでは解決できない
はやみ|自社が保有している顧客情報を、簡単にまとめて、分析するシステムがあると、多くの企業でもっと顧客情報を活用できそうですね。
顧客の性格が分かればマーケティングに活かすことができると考える担当者は8割
はやみ|続いて「顧客の性格を把握することができれば、マーケティングに活かすことができると思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(33.1%)』『まあそう思う(52.2%)』と肯定的な回答をした担当者は全体の約8割です。
性格情報をマーケティングに活かせると思う理由
はやみ|性格情報をマーケティングに活かせると思うと回答した方に、具体的に理由について質問したところ、下記のような回答でした。
20代 女性 茨城県|情報があればあるほど良いから
20代 男性 北海道|売上に直結することだから
30代 女性 愛知県|性格に合わせて提案ができる
50代 男性 東京都|性格にマッチしたアプローチが必要だから
40代 女性 東京都|購買傾向の把握に役立てられそうだから
50代 男性 東京都| お客様のご要望がつかめると、適切なタイミングに適切な商品の提案ができると考えられる
はやみ|顧客の性格は、マーケティングに活用することで、よりニーズに合わせたアプローチが可能になると考えている担当者が多いようです。
ちなみに心理学や血液型または占いをマーケティングに活用したことがある担当者は42.0%いました。
「意外と多いかも……?」と思いましたが、みなさんはどう感じましたか?
また「生年月日だけで顧客の性格を簡単に把握できるとしたら、これをマーケティングに活用したいと思いますか?」という質問に対しては、『とてもそう思う(25.1%)』『まあそう思う(43.7%)』と、肯定的な回答をした担当者は全体の約7割でした。
活用したい派の理由は?
はやみ|活用したい派の方に、具体的に理由について質問したところ、下記のような回答でした。
20代 女性 神奈川県|余計なヒアリングがなくてよい
40代 男性 静岡県|購買につながる行動が予想出来るから
30代 女性 神奈川県|本当にできるなら使わない手はない
50代 男性 茨城県|今後AI導入により活かせるから
50代 女性 山口県|だいたい当たっている事が多い
50代 男性 愛知県| 性格の把握は大事だと考えているから
活用しようと思わない派の理由は?
はやみ|活用しようと思わない派の方に、具体的に理由について質問したところ、下記のような回答でした。
30代 女性 宮城県|生年月日で性格がわかると思わないので
40代 男性 埼玉県|生年月日で性格を判断できたら便利だが、反面でその信憑性が低そうだから
40代 女性 埼玉県|それだけでは分からないのでもう少し詳しく知る必要があると思う
40代 男性 神奈川県| 生年月日と性格の関連性が理解出来ないので
30代 女性 大阪府|信憑性がないと感じるから
50代 男性 埼玉県|性格はデータ処理がしにくいため
はやみ|マーケティングに性格情報を活用したい、活用できると考える方が多い一方で、まだまだ活用しきれていない方、活用イメージが湧かない方も一定数いるようです。けれど、入手しやすい生年月日だけで性格分析ができ、そして信頼性が高い分析結果が出せるようになれば、マーケティングが大きく変化しそうですね!
ロジック・ブレインが提案する3タイプ別パーソナライズドアプローチ
はやみ|ところでロジック・ブレインのTENPiNは、顧客の個性を分析し性格を把握できるクラウドCRMサービスシステムです。
引用元:TENPiN公式ページ
対象者の個性・性格・意思決定の傾向から、理性タイプ・比較タイプ・感性タイプの3つのタイプに分類します。ちなみに3つのタイプは理性タイプ(35%)・比較タイプ(40%)・感性タイプ(25%)の割合で発生することがわかっています。
実はこの数字は、購買行動の内訳に関するビッグデータと酷似しています。
ニッセン研究季報が公表した、『個人金融資産1,200兆円弱の内、購買に利用できる現金・貯金の割合480兆円(約40%)購買行動の内訳に関するビッグデータ分析』の結果によると、人は何かを購買するとき、それが良い・悪いで理性で消費する「理性消費」が34%、好き・嫌いで消費する「感性消費」が47%、ピンとくる・こないで消費する「直感消費」が19%という結果になったのです。
はやみ|このようにデータを比べれば、ロジック・ブレイン独自のパーソナリティ分析による3タイプの発生比率と、ビッグデータにおける理性消費・感性消費・直感消費の割合が同じ傾向にあることがわかりました。
このことからも、生年月日による性格分析は、信頼性が高い一つの指標と言えるのではないかと考えられます。次は、ロジック・ブレインの3タイプ(理性タイプ・比較タイプ・感性タイプ)それぞれの特徴を解説します。
理性タイプの特徴
・欲しいと思うと、まずなぜ?と考えてしまう
・行動を起こす時に、納得できる理由がないと行動できない
・他人の影響を受けやすい、他者評価の高さが意思決定を促進
・商品やサービスが持つ、ストーリーに価値を感じる
比較タイプの特徴
・欲しいと思うと、まずは比べてしまう
・同じ物なら、よりコスパの良い方を選ぶ
・他人の意見に左右されずに、自分が納得した上で決断する
・商品やサービス自体の価値よりも、自分に今必要なものに価値を感じる
感性タイプの特徴
・欲しいと思うと、すぐに買う
・他人の評価やコスパよりも、その瞬間に感じることを優先
・購入を決定した時に一番テンションが高くなる
・商品やサービスが持つステータスやブランドイメージに価値を感じる
まとめ
はやみ|顧客の性格情報はマーケティングに活用できると考えられています。その一方で、企業が保有する顧客情報だけで顧客の性格を正確に分析するのは難しいのが実態です。
「顧客の性格分析をマーケティングに活用したい。でも、自社で分析するのは難しい」そのジレンマを解消できるのが、TENPiNです。
引用元:TENPiN公式サイト
同システムなら、多くの企業がすでに保有する顧客の生年月日から個々の顧客の性格分析が可能です。また顧客の性格ごとに効果的なアプローチ方法についても、具体的に知ることもできます。
それによってマーケティングでは、パーソナライズされた施策による売上アップが、セールスでは、顧客の特性にあわせたコミュニケーションがとれるようになり、営業成績の向上が期待できます。
次回は、今回お伝えした理性、比較、感性の3タイプそれぞれに該当する人に、編集長のはやみがインタビューしながら、セールスや集客の際に、どのように活用できるかを解説します!お楽しみに。